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本好きの下剋上 アダルジーザの離宮を読み解く


※この記事はアフィリエイトリンクを含みます。



★ふぁんぶっく9 の発売を受けて、内容を追加しました。



本好きの下剋上の記事が膨大になって読みにくくなったため、内容を少し分けて行こうと思います。

今回はアダルジーザの離宮について深掘りしてみました。

アダルジーザの離宮システムは、言うまでもなく恐ろしく非人道的なものでした。

あまりにもエグいので図解を途中で放置していたのですが、やはり中途半端は良くないので深掘りついでにアップすることにしました。

なお、まだ詳細が完全にわかっているわけではないので、後日修正・訂正が入るかもしれません。

※かなり残酷な内容なので、無理な方は途中退場してください!


  • この記事は、書籍やふぁんぶっく、香月先生が活動報告やSNSで呟かれたことなど、情報源を辿れるものをもとに作成しています。
  • 多少の偏見や私見を含みます。その場合はその旨コメントしています。
  • 記事内の図はすべて筆者が作成したものです。

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この記事は、

  • 第四部8「選択」
  • 第五部6短編「ランツェナーヴェの使者」
  • 第五部7短編「各々の望み」
  • 第五部9「健康診断と聖典作り」・エピローグ(ジェルヴァージオ視点)
  • 第五部10プロローグ(ディートリンデ視点)・「アダルジーザの離宮」
  • ふぁんぶっく5~9
  • 本好きの下剋上設定等まとめ
  • 香月先生X(Twitter)

から得た情報を基に作成しています。



アダルジーザの離宮誕生まで~ランツェナーヴェを建国したものの…


★主に第五部6「ランツェナーヴェの使者」(ディートリンデ視点)より。

ただしレオンツィオの説明は、トルキューンハイトに同情するよう意図的に誘導していると思われます。


「本好きの下剋上」の時間軸で言うと約400年前ごろ、ツェント・オイサヴァールの時代。

メスティオノーラの書を得た正当なツェント候補の1人だったトルキューンハイトは、自分が次期ツェントに選ばれなかったことに納得できませんでした。

それはおそらく彼を推していた身内や側近、将来を見越して彼に味方して根回しをしていた領地も同様だったでしょう。(推測です)

結局トルキューンハイトは妻子や側近と共に、当時のアーレンスバッハの協力を得て(ふぁんぶっく6)、魔術具や魔石を持って国境門から出奔しました。


国境門を通り船でたどり着いたのは現ランツェナーヴェのある場所で、魔力持ちもいる異国でした。
国境門でつながるのは救いを求める魔力持ちのいる場所ですが、どこになるかは神々のお導き次第

トルキューンハイトはその土地に自分のグルトリスハイトを使って礎の魔術を作り、ランツェナーヴェを建国。

後に国境門も創って、ユルゲンシュミットと自由に行き来できるようにしました。

(ふぁんぶっく8・9より)


★新しい土地に魔力持ちはいましたが、迫害対象でした。

ただし現地人に魔力持ちがいることは、トルキューンハイトらに知られなかったと推測されます。

少なくとも、身食いが生まれても彼ら王族の目には入りませんでした。

(ふぁんぶっく9より)


★トルキューンハイトが祠巡りをして「メスティオノーラの書」を得ていたかどうかは今のところ不明です。 ⇒ふぁんぶっく9で確定。

トルキューンハイトは祠巡りをしてメスティオノーラの書を得た、正統のツェント候補でした。


★ランツェナーヴェの王族には「グルトリスハイトはシュタープに写し取る物」という知識は継承されていました。

トルキューンハイトは「メスティオノーラの書」を得ていたので、この知識は本来の聖典取得方法に基づいたものでしょう。

ただし第五部6「ランツェナーヴェの使者」では、それをディートリンデが魔術具グルトリスハイトのことだと考えているので、読者は混乱しますね。


★トルキューンハイトは国の維持運営のために、子孫が参考にできるよう自分のメスティオノーラの書の写本を作りました。

しかし本当にただの写本なので、それ自体では機能しないものです。

ユルゲンシュミットにおける写本グルトリスハイトとは異なるものらしいです。


ユルゲンシュミットにおける写本グルトリスハイトについては、↓ の別記事をお読みください。


castleslove.hatenablog.com




後継者が得られない!


しかしここで大問題発生。後継者がいない!

なぜなら、ランツェナーヴェで生まれ育った者はシュタープが取得できないから。

シュタープは、ユルゲンシュミットの貴族としてメダル登録をした者に授けられる物。

ランツェナーヴェの民として登録されている自分の子孫は、シュタープを持つことができないのです。


シュタープを持たなくても魔力供給はできますが、礎の魔術を継承できません。

後継者をユルゲンシュミットに送り込んでシュタープを取得させるか、ユルゲンシュミットでシュタープを得た優秀な人間を、ランツェナーヴェに後継者として取り込むしかありません。

しかしランツェナーヴェの王の子をユルゲンシュミットの民として登録すると、ユルゲンシュミットに取り込まれる危険があるし、ツェントが前途有望な貴族を国から出すはずもない。

それにランツェナーヴェの王族と血縁関係のない者を王とすることは危険だし、ランツェナーヴェの民も納得しないでしょう。(推測です)



魔力も魔石もない!


また、魔力で創造した街や魔術具を維持するためには、豊富な魔力が絶対に必要です。

しかし生き物が魔力をまったく持たないランツェナーヴェでは、魔石を得ることもできません。

アーレンスバッハを通じて輸入しようとしても、クズ魔石だったり値段を吊り上げられたりして、取引の主導権が完全にあちらに握られている状況。(推測です)

魔石がなくなれば自分達の中から魔石になる者を選ぶしかない😱が、そうするとさらに魔力持ちの人数が減って魔力を供給する者が不足する。

だからランツェナーヴェは、魔力をたっぷり含んだ魔石を定期的に得る方法も探らなくてはならなかった。


そのためにはツェントとアーレンスバッハの協力が必要で、彼らにも利のある方法でなくてはなりません。

悩んだ末考案されたのは、とてつもなく外道なシステムでした。(私見…じゃないよね?)




離宮誕生~後継者取得の仕組み~


トルキューンハイトは国家存続のため、当時のツェントと取り決めをしました。

  • ランツェナーヴェから姫をユルゲンシュミットに送る
  • 姫はユルゲンシュミットの者と交わって子供を産む
  • 生まれた子供の中から一人だけランツェナーヴェ王の後継者を選ぶ
  • 選ばれた子は、成人してシュタープを取得したらランツェナーヴェへ返す
  • 選ばれなかった子は魔石にしてランツェナーヴェへ送り返したり、傍系王族としてユルゲンシュミットに残す

ツェントは男子か女子のいずれを返すのか決めろと迫り、トルキューンハイトは男子に決めたとか。

選ばれなかった子を魔石にする部分は、ツェントが同意したことなのかどうかわかりませんが…


ツェントは貴族院にランツェナーヴェの姫専用の離宮を創りました。

最初に送り込まれた姫(トルキューンハイトの直系の孫娘でした)の名を取って、のちに「アダルジーザの離宮」と呼ばれる離宮です。

場所はアーレンスバッハ寮の近くでフェアベルッケンの祠のあたり。

一般の貴族に存在を気付かせないため、転移扉にも外形にも目隠しが施されました。

そしてその離宮に転移陣を敷いて、アーレンスバッハとつなげたのです。

アーレンスバッハは「ランツェナーヴェの館」を作り、そこにアーレンスバッハ側の転移陣が設置されました。


この離宮を造ることはそれぞれの側に、

  • ランツェナーヴェ側は、自分達の血を引く次期王供給+定期的な魔石供給の場所を得る。
  • ツェント側は、魔力豊富で全属性の女性傍系王族を供給してくれる場所を得る。
  • アーレンスバッハ側は、ランツェナーヴェとの取引を有利に運ぶための条件を得る。


というような利点があったものと思われます。

……どう考えてもこのシステムって男達が身勝手な論理を組み立てた結果作り出したとしか思えない。(私見です)

そしてこのシステムが400年近く続いた結果、ランツェナーヴェの貴族は「魔力持ちを見れば魔石と思え」とか「女性は高魔力で全属性の子を産むためだけに存在する」という歪んだ意識を持つに至ったようです。



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図解「アダルジーザの離宮 次期王育成システム」


ここからは次期王育成システムの図解になります。



離宮の構成と概要



やがてランツェナーヴェの王族から成人した姫が3人選ばれ、離宮へと送り込まれました。

離宮は転移陣があってアーレンスバッハとつながっている「離れ」と、姫たちが王族や領主を接待する「本館」に分かれています。

「離れ」には中央騎士が護衛として派遣されていて、外出時の護衛を担っていました。

離れと本館は廊下でつながっていますが、本館の住人は離れに自由に行くことができない仕組みでした。

つまり本館の住人はそこに閉じ込められていたということ。

窓には鉄格子がはまり、出ることはできませんでした。


本館はさらに「シェンティス」「コラレーリエ」「レーヴェライア」というユルゲンシュミットの花から名付けた3つの部屋に分かれていました。

そして「花」と呼ばれる3人の姫たちがそれぞれの場所に住んで「接待」することになっていたのです。



温室ではトルークの原料となる「シュラートラウムの花」が栽培されていたことから、犠牲となった「花」たちはトルークで倫理観や自尊心を失くされ、すべての望みを捨てて男達をもてなしたと思われます。

アウブや王族が集まるのは領主会議の期間だけなので、その間に確実に妊娠できるよう、離宮にしかない秘薬が使われました。
ふぁんぶっく7 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン

そのため妊娠することは比較的容易だったかもしれませんが、出産は過酷な状況で行われました。


離宮ではこの「接待」を代々続けるのですが、それでは生まれる子供の母方の血がずっと同じになってしまいます。

それを避けるため、ランツェナーヴェ王の数代に一度、ランツェナーヴェから新たな姫が「献上」されるという仕組みでした。

ランツェナーヴェから姫たちが献上された場合、現役の「花」たちは姫たちが役割に慣れると魔石にされました。

妊娠中の「花」も、出産後半年ほど経つと魔石コース。(ふぁんぶっく7)


王族に生まれたのに、離宮に送られると魔石供給の道具として使われる、ランツェナーヴェの姫たち。

ふぁんぶっく9によると、彼女たちは離宮の実態を知らなかったようです。

知らされていたのは目的が「次代のランツェナーヴェ王を産む」「できるだけ多くの魔石を得る」ためだということ。

ランツェナーヴェでは、花になることは名誉なこととされていた。

「家名を背負い、次期王を生むための栄誉を勝ち取った姫」だそうです。


ランツェナーヴェの常識では、女性は皆、王族の子供を産むための「母体」。

何らかの理由で子供が産めなくなったら、女性は即座に魔石候補にされていた可能性もありますよね…


つまりアダルジーザの離宮で生まれた女性だけでなく、母国であるランツェナーヴェに生まれたとしても、女性は悲惨な運命から逃れられなかったのです。


政変の際にアダルジーザの離宮を閉鎖してその後姫君を受け入れないことにしたのは、トラオクヴァールの英断でしたね。


※政変についてはこちらの記事をご覧ください😊

castleslove.hatenablog.com




招待する人間はツェントが管理



接待する男達を選別する際、ランツェナーヴェ側の基準は魔力量や属性。

最終目的は、優秀な次期王または良質な魔石となれる子の、生物学的な父親となってもらうこと。

ツェント側の基準は、政治的な判断と思われます。

送り込む人間は最終的にツェントが選別し、召喚状を送りました。

ツェントから送られた「シュラートラウムの花の招待状」を持つ者だけが、離宮本館への転移扉を見ることができて、開けることができました。(ふぁんぶっく8・ふぁんぶっく9)

(第五部5「シュラートラウムの花」に、領主会議中にアウブ・ベルケシュトックが受け取ったことを羨ましがっているような記載がありましたね)


離宮で生まれた子供たちの管理を含め、すべてツェントが行っていました。

接待された男達が、もし「自分の子供は生まれているのか? その子は今どうなっている?」ということを知りたければ、問い合わせ先はツェントだそうです。



目次へ



生まれた子供達の運命



ふぁんぶっく5によると、洗礼式前の子供達は1つの部屋にまとめられていたとのこと。

容量が大きい方が良い魔石が得られるため、男女ともに6歳半まで衣食住は保障されていました。(香月先生Twitter)

身の回りの世話は離宮生まれの側仕えや、ランツェナーヴェから来た側仕えが行いました。(ふぁんぶっく6)

しかし性別その他によって扱いが明確に分けられていました。


なお、ふぁんぶっく8によると、生まれる子供は全属性でなければ洗礼式まで生きることもできませんでした。

なのでアダルジーザの離宮生まれで生き延びた者は、全員全属性ということになります。

フェルディナンドが「王族ならば当然全属性だろう」と考えたのも無理はないですね。



男児は全員魔石の原料



男児は通常洗礼式前までは生きることができますが、基本的には全員【実】と呼ばれ、洗礼式直前に魔石になる運命です。

(属性が不足していたり、逃げ出そうとしたりするとすぐ魔石にされます)

【実】の中から、ランツェナーヴェ王1代につき1人が次期王として選出され、洗礼式後も生き延びることができます。

選ばれなかった男児や、次期王選定後に生まれた男児はすべて魔石にされます。

例外はごくまれに父親が引き取った場合のみ。(例:クインタくん)


なのでアダルジーザの離宮では、男児にはわざわざ手間をかけて教育を施したりしません。

ただの原料なので😱。

でも女児たちが勉強したり遊んだりしているところを眺めることはできました。


また次期王に選ばれて生き延びても、それが幸運と言えるのかどうかはわかりませんでした。

最初のほうで書いた通り、ランツェナーヴェという国を維持することはかなり大変ですから。



ランツェナーヴェの次期王選定



次期王の選出は、下記のような流れで行われました。


・「次期王の選出を行え」との命令が下る。

・属性・魔力量などを基準に、洗礼前の男児の中から1人だけが次期王として選ばれ、離れに移動する。

・傍系王族として洗礼式を行う。

・が、ランツェナーヴェの王になるため、ユルゲンシュミットの貴族としての教育はされない。

・よって、冬の貴族院に通うことはできない。

・しかし季節外に勉強のために貴族院へ行き、王族や傍系王族から教育を受けることは許されていた。

・システムを存続させるため、離宮の知識を王族と共有することが必要だったからだ。

・成人とともにシュタープを得て、アーレンスバッハ経由でランツェナーヴェへ移動する。

・現ランツェナーヴェ王の養子となり、礎を染めて王となる。


※この辺りの話は第五部9「健康診断と聖典作り」・エピローグ(ジェルヴァージオ視点)をお読みください。




女児は【花】/【蕾】/【庭師】/【実】


洗礼式前の女児は本館でまとめて教育を受けます。

しかし洗礼式後は(おそらく【実】を除いて)離れへ移動し、それぞれ母親ごとに「シェンティス」「コラレーリエ」「レーヴェライア」に分かれて生活します。

つまり同母の姉妹でまとめられるということですね。

その中からさらに、生まれた順番や魔力量によって、【花】【蕾】【庭師】の3つに分けられました。

彼女たちの一部は将来ユルゲンシュミットの貴族になる、あるいはユルゲンシュミットの貴族と交流を持つことになるため、冬の貴族院に通うことが許されました。


【花】



・母親である現在の「花」の後継者で、通常は現在の「花」の長女。

・冬の貴族院に通うことができる。
(おそらく卒業直後シュタープを封じられ、騎獣も取り上げられたと推測される ⇒ ふぁんぶっく9で確定)

・成人し卒業すると本館へ移動して、次の「花」を務める。

・その際に母親である「花」は魔石になってランツェナーヴェへ送られる。

・ランツェナーヴェから献上される姫は成人済みのため、シュタープを持たない。

・ランツェナーヴェから姫が献上された場合、後継者候補だった【花】たちがどうなったのかは不明。【蕾】扱いか魔石コースか…


【蕾】



・ある意味最も不安定な立場。

・基本的には【花】の予備で、【花】や「花」に何かあった場合に代わりを務める。

・傍系王族として洗礼式を行い、最終的な行先が決定するまでは傍系王族として育つ。

・冬の貴族院に通うことができる。

・結婚相手が決まれば傍系王族として嫁入りでき、離宮を出ることができる。⇐これがベスト! 勝ち組コース

・嫁ぎ先が決まらなければ魔石にされる😱。



【庭師】



・離宮の筆頭側仕えの子として洗礼式を行う。

・成人後は離宮の上級側仕えになる。

・冬の貴族院へ通うのかは不明だが、魔術具を使ったり調合をしたりするのではないかと思われるので、おそらく行くと推定される。

・【花】にも【蕾】にも【実】にもならない、離宮で一生を過ごす運命。

・なので多分この進路も、いずれは魔石コースだったと思われる。

※確定情報はないのですが、各部屋ごとに1名として図を作りました。



【実】



・おそらく魔力量や生まれた順番などの関係で【花】にも【蕾】にも【庭師】にもなれなかった女児が対象だった?

・男児と同じ運命で、洗礼式直前に魔石にされる。人数は不明。たぶん離れに移動しない。


 


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まとめ


多少推測も交じりましたが、アダルジーザの離宮の非人道的なシステムがおわかりいただけたでしょうか。

なるべく残酷さがやわらぐよう人物はすべてシルエットにしましたが、こんなに女性をないがしろにしたシステムもなかなかないですよね!

しかも400年も続いたわけですから、国の存続にかかわるランツェナーヴェは別として、ユルゲンシュミットの王族がどう感じていたのか気になります。

直接かかわっていた王族が政変ですべていなくなったために、トラオクヴァールは閉鎖の決断ができたんですけど。


トルキューンハイトがユルゲンシュミットを出て外に国なんか作らなければ…

しかもレオンツィオによると、ランツェナーヴェでは王族の男性でも主派閥でないと魔石候補になるらしい(第五部7)。

つまり、そもそも魔力の存在しない国に、魔力で維持するシステムを存続させるということ自体に無理があるのです。

無理があるとわかった時点で、トルキューンハイトが素直にユルゲンシュミットに戻っていればよかった(でもそうなったら一族すべて処刑かもですが)。


でも離宮のシステムを続けることはツェントとの協議の結果なので、ツェントも同罪なんですよねえ。

ランツェナーヴェの人間も当時のツェントも、自分以外の人間は魔石にしか見えていなかったのでしょうか。


でもこの非人道的なシステムが組み込まれたことは、物語としてはすごく意義がありました。

魔力や神力に頼る世界の危うさが浮き彫りになり、ランツェナーヴェとアーレンスバッハによってユルゲンシュミットが乗っ取られそうになる。

ジェルヴァージオがツェントになっても、礎の魔術が満たされればエアヴェルミーンは満足。

だからふぁんぶっく8・9で香月先生が回答されたifのように、乗っ取られてもユルゲンシュミット自体は存続したでしょう。

しかしユルゲンシュミットには危機でなくても、ローゼマインとその周囲にとっては絶体絶命の危機。

そのため、最終的にローゼマインたちが荒っぽい手段で解決したことが、読者にものすごくカタルシスを感じさせる結果になりました。




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本好きの下剋上概要ページ

第一部

第一部各巻のあらすじと感想

第二部

第二部各巻のあらすじと感想

第三部

第三部各巻のあらすじと感想

第四部

第四部1~5巻のあらすじと感想

第四部6~9巻のあらすじと感想

第五部

第五部1~3巻のあらすじと感想

第五部4~6巻のあらすじと感想

第五部7~9巻のあらすじと感想

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