この記事では、本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~の第四部のⅥ~Ⅸ(6~9)について、巻ごとに紹介しています。
今回は資料としてイラスト付きの「貴族院側近紹介」、「聖典盗難事件図解」を作りましたので、そちらも参考にしながら読んでくださいね。
「本好きの下剋上」は、巨大創作サイト「小説家になろう」で連載、完結済の作品です(リンククリックでWeb版のページへ)。
第四部は全9巻。だいたい第278話~460話にあたります。
第五部ほどではありませんが長いので二つに分けました。この記事は後半です。
前半はこちら↓
また、「本好きの下剋上」の概要については別記事で紹介しています。まず全体を把握されたいかたは、先にそちらをお読みください。
第一部・第二部・第三部・第五部1~6の紹介はこちら(コミカライズ版含む) ↓
第一部
第二部
第三部
第五部
- 一部ネタバレあり。
- あらすじは筆者が作成したものです。
- 感想はあくまで筆者の個人的な印象に基づいています。
- 資料は筆者が作成したものです。
- 第四部 貴族院編 領主の養女→次期領主の婚約者
- ブログ内関連記事
第四部 貴族院編 領主の養女→次期領主の婚約者
前半では貴族院の図書館に浮かれたローゼマインのやらかしが目立ちましたが、重要なことがたくさんありました。
ちょっとおさらいです。
Ⅰ~Ⅴまでのおさらい
Ⅰ~Ⅴでは、ローゼマインが貴族院に入学してからを描いています。
貴族院では1年生全員初日一発合格を成し遂げ、シュバルツとヴァイスの主となり、シュタープを取りに行って遭難し、
ダンケルフェルガーと宝盗りディッターをして勝利し、王子とエグランティーヌの仲を取り持ち、卒業式で遠隔祝福を行ってしまいました。
エーレンフェストに戻ってからはフィリーネとコンラートを引き取り、ハルデンツェルで古い祈念式を復活させ、
ランプレヒトの結婚式で祝福を行い、染色コンペを催し、グレッシェルの収穫祭へ行っています。
できごとは上記のようなものですが、後半を読む前に把握しておきたいことがあります。すなわち、
- 神事はこれまで考えられてきたより重要なもの
- エーレンフェストの礎を狙うゲオルギーネの暗躍
- 彼女の元側近などの水面下での実行計画
- 旧ヴェローニカ派の観点ではローゼマインはフェルディナンドの傀儡
- ヴィルフリート側近の考え方はヴェローニカ全盛期のまま
- ヴィルフリートは操られやすい素直な性格
- ヴィルフリートとローゼマインの婚約によるシャルロッテの失意
- シャルロッテの意思と感情に気付かないローゼマイン などなど…
なお、シャルロッテの失意とヴィルフリート側近の暗躍の様子は、2つの短編で描写されています。
本好きの下剋上SS置き場 シャルロッテ視点 新しい一歩
(Webで読めます。URL:https://ncode.syosetu.com/n7835cj/45/)
第四部Ⅳ特典SS シャルロッテ視点 わたくしの課題
上記2作品は短編集Ⅰにも収録されていますので、できれば第五部に入る前に読んで理解を深めておいてくださいね。
このことがあまり悪い方向に行かなければ良いのですが。
一方エーレンフェストでは、他領の商人が入ってくるようになって経済活動が活発になった反面、まだまだ貴族の文官は平民をうまく使うことができません。
しかしグレッシェルが今後良い方向に向かえば他領からの評価が上がるし、古い神事の復活が重要な意味を持っていることが判明したので、領地が潤う可能性が増しました。
また新しい染め布の流行で染色工房が活気づいたりと、乗り越えるべき課題はあるけれどその先には光明が見えるようになりました。
ローゼマインはしっかりと下町にもエーレンフェストにも貢献していますね。
しかしローゼマイン自身は2年間を失ったうえ下町のみんなとのつながりを失い、心の一部に埋められない穴が開いています。
準備なしに貴族院へ送り込まれ、せめて図書館に引きこもって心の穴を埋めようとするといろいろやらかして叱られてしまいます。
ローゼマインをかばったり後始末をしてくれたりはしますが、側近達の教育のせいで彼女のマイナス面ばかりを見るヴィルフリート。
ちょっとやさしい言葉をかけたり、プレゼントしたりすれば関係はまったく変わるのですが、彼はそういうことを実の弟妹にさえしたことがありません。
頑張れヴィルフリート! このままじゃダメだって気づいて!!
初めての貴族院で「いかにも王族だけど恋愛脳」な第二王子や、クラッセンブルク、ダンケルフェルガーなど上位領地の領主候補生とばかり関わってしまって叱られたローゼマイン。
頑張ってるのにやらかしてしまうエーレンフェストの聖女。
彼女の心の穴はいつ埋まるのでしょうか。
※第四部から、この異世界「ユルゲンシュミット」の地図がつきました!
東西南北ではありませんが、神々の影響で地図の上部は寒く、下部は暑いそうです。
神様が協力して何もないところに創られた国なのでキレイな円形。
でも貴族院はこの陸地の一部ではなくて、転移陣でしか行くことができない場所にあるそうですよ。
第四部 貴族院の自称図書委員Ⅵ(6)(通算第18巻)
オーディオブックもあります。Audibleの会員登録 で聴き放題!
※Audibleについてはこちらで紹介しています。
第四部Ⅵからは、側近一人一人の個性がわかってきたり、講義で周囲を驚かせたりで楽しい場面が続きますが、
反面「名捧げ」という重い行為を以てローデリヒを側近に入れなければならなかったり、見知らぬ魔獣が出現したりして油断できない雰囲気も続きます。
それでも重要なことが起きた場合は領地の大人に頼ることができる子供達。
ローゼマインにも全能の後見人がいて、甘えたり頼ったりできる最後の砦になっています。
彼の保護方法は、できるだけ彼女を中心から遠ざけること、厄介事の後始末は自分が秘密裡に行うこと。
でも避けようとしても巻き込まれてしまうような被後見人が、そんなやり方で成長できるのかちょっと心配になりますね。
あらすじ
貴族院2年目が始まった。
今年もローゼマインの同学年は初日一発合格を余裕で重ねている。
参考書を作って十分な予習をしたおかげだ。
ローゼマインは自分は不要と承知で1年生の登録のために図書館へ同行し、シュバルツとヴァイスに魔力供給をした。
コルネリウス兄様がツッコミを入れるが無視だ。わたしは図書館へ行くからね!
しかし魔力供給をし終わった途端、二匹にメスティオノーラの像へ誘導される。
請われるままに女神の抱えるグルトリスハイトに触れると、ずわっと大量の魔力が吸い出される。こんなことは初めてだ。
どうやらこれで、「じじさま」が喜ぶことになったらしい。
「じじさま」とは誰なのか? この魔力供給の意味は?
どちらも不明なまま、2年生の講義が始まる。
もちろん、その後もローゼマインの所業は周囲の者たちの常識とはかけ離れていた。
シュタープで神具を作り出したあとお守りで教師を攻撃したり、
水鉄砲を作り出してガッカリされた後それをこっそり強化したり、
調合に慣れ過ぎていて驚かれたり。
それでも前世で試験慣れしていた彼女は、座学ではまたしても全員を合格させ、ホッと一息をついた。
まだ実技が残っている中、音楽の先生方とのお茶会で「聖典原理主義」という言葉を聞くローゼマイン。
どうやら中央神殿が主張する王位継承にかかわることらしいのだが、詳細は不明なままその点は追及せずに話を終える。
最後の実技で淑女教育が全く足りていないことが露見し恥をかいたが、なんとかすべて合格し晴れて図書館へ入れることとなった。
久し振りの図書館でヒルデブラント王子に遭遇してしまうのは彼女の引きの強さか。
側近達は戦々恐々としているのだが、王族に畏怖や過剰な敬意を抱いていないローゼマインは緊張もせず、「本好きの可愛い王子」としか思っていない。
それが後でとんでもない結果を生むことになるのは、周囲が心配している通りなのだが…
書き下ろしSSなど
()内は大まかな内容。
特典SSとは、TOブックスオンラインストアや本好き応援書店で紙書籍を購入すると付いてくる書き下ろし短編です。
「Web版」と書かれていないものは書籍化にあたっての書き下ろしです。
- プロローグ:シャルロッテ視点
(お姉様だけでなく、お姉様の側近も優秀なのですね) - エピローグ:ジルヴェスター視点
(今年は去年よりもっと頭が痛い)Web版第400~401話の三人称改稿 - 短編1:「譲れない決意」
ローデリヒ視点(私は何としてもローゼマイン様の臣下になりたい) - 短編2:「旧ベルケシュトック寮の探索」
ルーフェン視点(転移陣に使用された痕跡があっただと?) - 特典SS:「領地と子弟の関係」
ライムント視点(フェルディナンド様の遠隔講義を受けられる⁈ヒャッホー!!)(短編集Ⅱ収録)
目次へ
感想(ネタバレあり)
2年生が始まりました。
2年生では浮かれた行動は減りますが、社交経験や王族への敬意の不足、淑女教育の不足による失敗をしてしまいます。
中でも淑女教育の不足は、ヒルデブラントから寄せられる幼い恋心に気付かないという、後で考えるとかなり致命的な失敗を招きます。
単に調合の授業で恥をかくだけでは終わらない。
この鈍感力はローゼマインのキャラクターとはいえ、今後のストーリー展開の重要な要素の一つになりますから、香月先生の意図を強く感じます。
ターニスベファレンの討伐で大活躍するも、あまりにも現在のユルゲンシュミットの常識とかけ離れていた行動だったために疑いを招きます。
本当に、神事が貴族の手を離れてしまったんだと感じますよね。
香月先生がふぁんぶっくのQ&Aなどでおっしゃっているように、ローゼマインが次々と見せる「奇跡」は、昔は特別なことではなかった。
あんなに頑張ったのに褒められもせず叱られたり疑いをもたれるローゼマインが可哀想になります。
こんなんじゃいつまで経っても彼女の自己肯定感は低いままじゃないですか!
誰か褒めてあげて! ハルトムートじゃない人、お願い!
コミカライズ版 なし
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第四部 貴族院の自称図書委員Ⅶ(7)(通算第19巻)
オーディオブックもあります。Audibleでどうぞ。
[19巻] 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員7」香月 美夜 (著), 井口 裕香 (ナレーション), Audible Studios (出版社)
聖典に関して色々な情報が判明する巻。
領地対抗戦では不可解な事件が起きます。
誰が、何のためにこんな騒ぎを?
そして、またしてもディッター。もしかしてダンケルフェルガーってディッターがすごく好きなの?という疑いが生じる巻でもあり…
ハルトムートのお相手がわかるとか水鉄砲とか楽しいこともたくさんありますが、不穏な感じが隠せなくなってきました。
ちょっと次巻が怖くなってくるんですけど!
あらすじ
エーレンフェストに帰還してすぐ保護者達に尋問を受けることになったローゼマイン。
でも彼女には、自分の行動の何が間違っているのかわからない。
彼女が叱られ案件と考えるのは、あくまで表面的なこと。
天蓋に穴をあけたとか、お茶会で倒れたとか、ターニスベファレンの討伐に飛び出していったとか。
しかし保護者達が問題視していることは全く異なっていた。
ターニスベファレンの件では黒の武器の呪文について咎められる。
なんとその呪文はもはや貴族院では教えておらず、騎士団でも新人には教えていないというのだ。
自分の認識の誤りに頭を抱えるローゼマイン。
ジルヴェスターの執務を見張るはずが、うまく乗せられて聖典を調べるために神殿へ戻ることになった。
するとなぜか、聖典に見たこともない魔法陣が文字とともに浮かび上がる。
驚愕してフェルディナンドに報告すると、氷のような視線で問い詰められる。マジ怖い。
そこで初めて聞く、王族とグルトリスハイトの秘密とその紛失。
いつものように誤魔化されてしまうが、魔法陣のことを忘れることはできなかった。
また叱られ案件を起こすと思うと貴族院へ戻りたくなかったが、ローゼマインはフェルディナンドに転移陣へと追いやられる。
寮に引きこもっているとターニスベファレンの事情聴取に呼ばれ、うまくまとめたつもりだったが、なぜか中央神殿が納得しない。
中央神殿の聖典には黒の呪文が載っていないって? そんなはずないよね?
結局話はそこで収まらず、フェルディナンドに来てもらうことになるのだが…
書き下ろしSSなど
()内は大まかな内容。
特典SSとは、TOブックスオンラインストアや本好き応援書店で紙書籍を購入すると付いてくる書き下ろし短編です。
「Web版」と書かれていないものは書籍化にあたっての書き下ろしです。
- プロローグ:ハンネローレ視点
(突然ローゼマイン様が倒れたのですけれど、いったいなぜ) - エピローグ:エグランティーヌ視点
(あの夜襲を忘れることはできないのです) - 短編1:「東屋での語らい」
クラリッサ視点(必ずローゼマイン様の側近になってみせます!) - 短編2:「東屋での逢瀬」
レオノーレ視点(わたくしの闇の神が望むことを拒むなど) - 特典SS:「旅商人の依頼と冬の準備」
オットー視点(俺にはベンノが警戒しすぎに思えるんだけど)(短編集Ⅱ収録)
目次へ
感想(ネタバレあり)
なんだか頭がついて行けない案件が次々と出てきましたね。
ヒルデブラント王子への迂闊な発言はいかにもローゼマイン。
まあ王子自身も無防備すぎますよね。あまり王族らしくないので、麗乃感覚では「頑張ってる可愛くて育ちの良い男の子」にしか思えない。
本好きだと思い込んでいるので無条件で好意を持っちゃう。
軌道修正してくれる保護者がいるうちはいいけど、いつか大変なことになりそう。
でも保護者達も教育不足。
叱ったり呆れたりばかりじゃなくて、ちゃんと教えないとね。フロレンツィアの言う通りです。
そして聖典に浮かぶ魔法陣と文字。王になりたいか、って何?
ここをWebで初めて読んだときは本当に面くらいました!
だって王だよ! 何それ! そんなことに関わることになるの?
正直、その頃はまだなんとなくマインが平民に戻るエンドを想像していて、ユルゲンシュミット全体に関わるとか考えられなかった。
毎日朝まで読んで寝不足だったし(本好きあるある)、複雑なこと考えられない。
だから、「ダンケルフェルガーから王が立った」ということも含めてすべてスルーしました。
平民のマインに戻る未来がなくなりそうで怖かったから。
今考えると、そんなエンディングじゃつまらなかったでしょうね。
そしてターニスベファレンの事情聴取。
なんと、聖典は魔術具で、条件によって読める範囲が変わると。
するとあの魔法陣も何らかの条件を満たしたから出てきたんだ?
あのメスティオノーラ像への魔力供給っぽいけど全くわからない。
そもそもグルトリスハイトってただの本じゃないの? 聖典とも違うみたいだし…
ローデリヒが名捧げをして側近になった。
初めての名捧げ。とても不思議な概念。
主と運命を共にするって、怖い。
やっと見られた領地対抗戦。
クラリッサ登場とか、途中までは大いに笑えたんだけど、強襲+ターニスベファレンって!
何だか今後血なまぐさいことが増えそうな予感。
さて、ここで出てきた聖典情報とグルトリスハイト情報。
聖典は魔術具で、所有者の属性と魔力量によって読める範囲が異なる。
でも初代王のころからあるものだから、初期の神殿長は全部読めるのが当たり前だったんでしょうね。
万が一ふさわしくない者の手に渡った時のための予防措置だったのかな。
それからグルトリスハイト。舌噛みそう。
…王位は初代のグルトリスハイトを写した者に与えられる。フェルディナンドの説明によると、長い年月の間で王の写した写本が次期王に継承されるように変化した そうだ。前の王から次の王に譲られるグルトリスハイトが王の証しとなっていた。ところが、政変によって前王が持っていた写本は失われ、初代のグルトリスハイトを写本しなければならない事態となった。けれど、今は初代のグルトリスハイトの所在がわからない。
うーん、やっぱりよくわからないね。はぁ。
わかったのは、今の王は神殿に王の資格がないと見なされているということ。
グルトリスハイトがないと執務でも何か困ることがあるのでしょうか。
知りたいけど知りたくないような。ローゼマイン、こんなことに関わるのあり得ないよね?
コミカライズ版 なし
資料 貴族院のローゼマイン側近(2年生)
キャラのイラストは無料イラスト作成サイト かんたん似顔絵くんβ | 無料で使える似顔絵メーカー で作りました。
原作に寄せてはありますが、服装や髪型などは現パロみたいになっています。
オリジナルイラストが描けない筆者のせいです💦 お許しを。
なお側近視点SSは、書籍本編の後ろに入っているもの・第四部以外のものは省いています。
(2年生時の側近にしたのはトラウゴットを入れたくなかったから…ではないですよ)
<文官>
ハルトムート
6年生、ライゼガング系上級貴族。
父親はフロレンツィアの側近、母親はオティーリエ。
コルネリウス、レオノーレ、ブリュンヒルデとは幼なじみで、ローゼマインの熱烈な信奉者。
常に布教の機会をうかがっている。
成績優秀で、フェルディナンドにもその能力が認められており、文官らしく陰でいろいろと画策するのが得意。
孤児院では慕われているが、神殿の側仕え達の一部やルッツは「要注意な(ヤバい)人」だと思っている。
ハルトムート視点SS:
「運命の洗礼式」(本好きの下剋上SS置き場、短編集Ⅰ収録)、「ローゼマイン様の側近として」(コミックス第四部4巻書き下ろし)、「クラリッサとの出会い」(本好きの下剋上SS置き場、改題して貴族院外伝一年生に収録)
フィリーネ
2年生、下級貴族。
実は跡取り娘だが、母親の死後父親が家長のように振る舞い再婚。
自分と弟コンラートへの後妻からの虐待と、父親がそれを許していることに耐えきれず、弟を連れて家を出てローゼマインの庇護下に入る。
ローゼマインに忠誠を誓っており、魔力は少ないもののフェルディナンドに鍛えられたため有能な文官になっている。
フィリーネ視点SS:
「わたくしの主はローゼマイン様です」「貴族院からの帰宅」(本好きの下剋上SS置き場)、「わたくしの騎士様」(第四部Ⅲ特典SS) 3篇すべて短編集Ⅰに収録。そのほかに「主に内緒の図書館見学」(ふぁんぶっく3書き下ろしSS)もあります。
ローデリヒ
2年生、旧ヴェローニカ派中級貴族出身。
父親に命じられてヴィルフリートの白の塔無断侵入事件に関わった後、家で虐待を受けるようになる。
派閥内でも軽く見られる存在だったが、物語を書くことでローゼマインに認められたことから彼女の臣下を強く希望、名捧げを行って側近に入る。
文官としての能力は高くないが、作家としての才能がある。
ローデリヒ視点SS:
「貴族院のとある一日」(本好きの下剋上SS置き場)、「私の心を救うもの」(第四部Ⅱ特典SS、短編集Ⅰ収録)。
<側仕え>
ブリュンヒルデ
4年生、ライゼガング系上級貴族。
ヴェローニカの実家であり、明確に敵対していたグレッシェルの跡取りとして教育を受ける。
流行発信に情熱を燃やしており、側近になったことで夢が叶えられた反面、王族や上位との対応が次々と求められて困惑。
しかし悩んでいる暇もなく、そのお陰で成長できたと前向きにとらえている。
側仕えとして優秀なのだが、実は主であるローゼマインがお茶会で突然倒れたりすることにより、なかなか成績優秀者になれない。
ただしそのことは主には秘密である。
ブリュンヒルデ視点SS:
「側近生活の始まり」(ふぁんぶっく2書き下ろしSS)、「わたくしの主と染め物のお披露目」(本好きの下剋上SS置き場、改題して短編集Ⅱに収録)、「ギーベ・グレッシェルの娘として」(第四部Ⅴ特典SS、短編集Ⅱ収録)
リーゼレータ
5年生、中級貴族。護衛騎士アンゲリカの妹。
父親は先代領主の側仕え、母親がフロレンツィアの側仕えで、優秀な側仕え一族の跡取りとして育つ。
裁縫が得意でシュミルが大好きなため、シュバルツとヴァイスの衣装作りに最も尽力した。
側仕えとしての能力はリヒャルダが太鼓判を押すほど。
仕事中は冷静で周囲をよく見ているが、実はアンゲリカと似た一面を持つ。
リーゼレータ視点SS:
「色合わせと婚約式」(ふぁんぶっく5書き下ろしSS)
<護衛騎士>
コルネリウス
6年生、ライゼガング系上級貴族。
ローゼマインの設定上の実兄で、カルステッドの三男。
ユレーヴェ事件で自分のふがいなさを実感。
それ以来少し妹に対して過保護になっており、護衛騎士としての意見が聞いてもらえないときは、兄として言葉をかけてでも危険から遠ざけようとする。
婚約者はレオノーレ。
派閥も階級も同じで魔力も釣り合い進む道も考え方も同じという、ユルゲンシュミットではあまり例のない理想的な恋愛をしている。
コルネリウス視点のSS:
「護衛騎士として、兄として」(貴族院外伝一年生収録)、「私の同僚は変人だ」(本好きの下剋上SS置き場)。
レオノーレ
5年生、ライゼガング系上級貴族。
文官っぽい見た目だが、ローゼマインによって開花した優秀な指揮官としての能力を持つ。
常に冷静で的確な意見を述べる秘書のような態度に、かわいげがないと言われることもあるらしい。
実は昔からコルネリウスが好きで、彼の前ではかわいらしくありたいと思う女の子らしい一面がある💕
レオノーレ視点のSS:
「主には見せない裏側」(コミックス第四部3巻書き下ろし)、「ブリュンヒルデの事情」(本好きの下剋上SS置き場)。
ユーディット
3年生、中立派の中級貴族。
国境門のあるキルンベルガ出身。きょうだいが多い。
地方の中級貴族のせいか、貴族とは思えないほど感情表現が豊かなときがある。
アンゲリカを崇拝しており、ローゼマインによって開花した投擲の才能を磨こうと頑張っている。
ユーディット視点のSS:
「置いてきぼりの護衛騎士」(貴族院外伝一年生収録)、「魔力感知と結婚相手の条件」(ふぁんぶっく4書き下ろしSS)。
短編集「貴族院外伝 一年生」、短編集Ⅱはこちらです。
目次へ
第四部 貴族院の自称図書委員Ⅷ(8)(通算第20巻)
表紙だけ見ると驚きますよね。
なんでこんな表情なの? いったい何が?って…
二人一緒に神官服で表紙になるのはこれが最後になりました。
オーディオブックもあります。Audibleでどうぞ。
でも泣いちゃうかも。私は聴きながら泣きました😭 文字を追っている時より辛かった…
領主会議が始まって、何度も呼び出されるフェルディナンド。
やっと帰ってきたジルヴェスターとフェルディナンドの様子がおかしい。
いったい何があったの? もしかしてそれってわたしのせいじゃない?
Webで読んだときは信じられませんでした。辛い。「ぎゅー」の口絵も辛い。泣けるよ…
あらすじ
図書館で中央騎士団長に「アダルジーザの実」と言われてから様子がおかしいフェルディナンド。
いったいどういう意味なんだろう?
さらに機嫌の悪い彼にヴィルフリートとシャルロッテにも仕事を振るように言われる。
ローゼマインは戸惑うが了承し、それからは3人で情報の買い取りを行うようになった。
印刷業は順調。他領へ本を少しずつ広げることになったので、グレッシェルでも印刷をしてもらうことにする。
義弟メルヒオールとはお茶会で話をして、本好きだということを確認し有頂天になる。
かわいい弟のためにどんどん印刷しなきゃ!
そしてやってきたメルヒオールの洗礼式で、ローゼマインが贈った祝福はちょっと多めになった。いいじゃんこれくらい。
アーレンスバッハのお魚料理は味気ないものだった。
塩焼きやダシの効いたスープを期待していたローゼマインはがっかり。
もちろんすぐに自分流(チート)の調理方法を思いつく。
しかしその前に魚と戦う必要が。
しつこく食い下がったおかげで、なんとかお魚を解体できることになった。
やったね! さすがだよわたし!
アンゲリカカッコいい! 神官長も、今までで一番カッコよく見えるよ!
みんなで美味しい魚料理を堪能し、大満足でした。
祈念式で行ったライゼガングは、ヴィルフリートとシャルロッテだけでなく、ローゼマインにとっても試練だった。
なんとか曽祖父の見舞いを終えて帰ってきたあとは、領主会議の留守番だ。
3人はフェルディナンド先生とともに領主候補生コースの予習をする。
しかしフェルディナンドが領主会議に呼び出されてしまったので、側近を交えてボニファティウスと一緒に書類仕事をすることになった。
和気あいあいと書類仕事をしていたところに領主たちが戻ってきて、驚きの発表が。
なんと、フェルディナンドがアーレンスバッハへ行ってディートリンデの婿となるというのだ。
いろいろ建前を聞かされた後、隠し部屋で本当の理由を知り涙を流すローゼマイン。
「お父様との約束のために何もかも諦めて我慢するのではなく、苦しかったり、辛かったりする時は助けを求めると約束してください。わたくし、神官長を全力で助けに行きますから」
「そうです。アーレンスバッハどころか、王様と中央を敵に回したとしても、わたくしは神官長を助けに行きます」
この言葉を忘れちゃだめだよ、神官長。
書き下ろしSSなど
()内は大まかな内容。
特典SSとは、TOブックスオンラインストアや本好き応援書店で紙書籍を購入すると付いてくる書き下ろし短編です。
「Web版」と書かれていないものは書籍化にあたっての書き下ろしです。
第四部後半になってくると、ほとんど書き下ろしになっていますね。
- プロローグ:メルヒオール視点
(ローゼマイン姉上とお話ししたい) - エピローグ:ディートリンデ視点
(田舎の中領地で神殿にいた男性と結婚だなんて!) - 短編1:「十年前の無念を晴らせ」
ハイスヒッツェ視点(今度こそフェルディナンド様をお救いするのだ!) - 短編2:「十年間の変化」
エックハルト視点(そうか、十年前とは違うのだ。少しは希望もある) - 特典SS: 「ざわめきの中の自覚」
トゥーリ視点(これって初恋だったの?)(短編集Ⅱ収録)
目次へ
感想(ネタバレあり)
口絵が…もうね、エーレンフェストのために自分を捧げている受身なフェルディナンドを見るのも辛いけど、ローゼマインがね…
ローゼマインはユルゲンシュミットで一番、フェルディナンドを慕ってくれている存在だったのに。
フェルディナンドは貴族の中で一番、ローゼマインを大切にしてくれて甘えさせてくれて叱ってくれていた人なのに。
家族同様に心配して、大事に思っていたのに。
絶対に何か避ける方法がありますよね、フェルディナンドはいなくならないですよね、香月先生!!
と思いながら読み続けたので、ますます寝不足になったのですが。
お魚解体で「半分こ」の場面を読んだときには、「なんかイチャイチャしてない? もうルッツルートは諦めるべきなの?」とかツラツラ考えていたんですけどね~
それまで考えていなかった「神官長ルート」もすぐに打ち砕かれてしまうとは予想外でした。
さて、アーレンスバッハとゲオルギーネとダンケルフェルガー(余計なことを!)にモヤモヤとした思いを抱きながら、物語は進みます。
なんと、ダンケルフェルガーとのディッターでフェルディナンドが分捕ったのは、ローゼマインのユレーヴェの素材でした。
ローゼマインはちゃんと作り方を憶えているらしい。
アンゲリカもできるとはちょっと意外。消えるインクの時は全然憶えていないって言ってたよね?
自分でやったことは憶えている、っていうことなのかな。
ユレーヴェに浸かるのは怖い。また大切な時間を失うんじゃない?
でも説得されて仕方なく浸かるローゼマイン。
これで以前より健康になれるといいよね。
そしてゲオルギーネとディートリンデの訪問。
この時のローゼマインの様子に対する、ヴィルフリートとシャルロッテの見解の相違が次巻で読めますよ。
フェルディナンドも大概ズレてるからね…
さて、この巻には第五部につながる情報が満載でした。
フェルディナンドがローゼマインに語ったことは――
・フェルディナンドはエーレンフェスト生まれではなく、中央にあるアダルジーザの離宮の生まれである。
・離宮の女性はランツェナーヴェという外国から「献上」されてきて、外国の王となる子供を産む。
・女の子はユルゲンシュミットの姫として育てられるが、男の子は一人を除いて処分される。
・フェルディナンドも処分されるはずだったが、「時の女神のお導き」で先代アウブ・エーレンフェストに引き取られた。
・中央騎士団長はフェルディナンドが離宮出身であることに気づいた(ため、王族にそのことを知らせた)。
・今の王はグルトリスハイトを持っていないため疑心暗鬼になっている。
・ローゼマインはグルトリスハイトを探しているように見えて、それが王族の血を引くフェルディナンドの差し金だと疑われた。
・そのため王位簒奪の意志がないことを証明しなければならなくなり、選択肢を示されて婿入りを選択した。 ――というようなことでした。
これはあくまでフェルディナンドが語ったことです。
第五部のたたき台だと思ってくださいね。
コミカライズ版 なし
目次へ
第四部 貴族院の自称図書委員Ⅸ(9)(通算第21巻)
表紙は全属性の魔法陣を紡ぐローゼマインと、魅せられたようにそれを眺めるフェルディナンド。ユストクスとエックハルトはタイトルの後ろに…
オーディオブックもあります。Audibleでどうぞ。
[21巻] 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員9」香月 美夜 (著), 井口 裕香 (ナレーション), Audible Studios (出版社)
2024/2現在、オーディオブックで出ているのはこの巻までです。
このあとの第五部Ⅰは2024/5/17配信予定。⇒4/26に早まりました。珍しいですね!
あらすじ
神殿に出入りする側近達が神具に奉納をすることになった。
ハルトムートにはフェルディナンドに渡すお守りについて相談することにする。
そしてフリーダと話をして、イタリアン・レストランで餞別の食事会を行うことに。
なんだかんだで側近も全員招待で、神殿長室と神官長室は一時閉鎖される。
おいしい食事を味わって満足したあと、ローゼマインはハルトムートに手伝ってもらったお守りをフェルディナンドに渡す。
とても喜んでくれた彼もまた、ローゼマインへのお守りを用意していた。
なんと虹色魔石が5個もついたかんざしだ。
素晴らしすぎて落差に落ち込むローゼマインだが、実は周囲が呆れるほど心のこもったお守りだった。
そこで知らされる粛清計画。緊張が走る。
重罪で処分される親を持つ旧ヴェローニカ派の子供達は、もはや名捧げするしか生き残る術がないのだ。
神殿に帰ると部屋に違和感が。フランも自室で女性の香料の匂いがしたという。
早速フェルディナンドに相談したところ、何者かが部屋へ侵入したこと、4人の灰色神官が行方不明であることが判明。
フェルディナンドに教えられて、自分と違う魔力の痕跡を探すローゼマイン。
先日の領主候補生コース予習の活用である。
なんと、聖典とその鍵がローゼマインの物ではなくなっていた!
早速偽物に触ろうとして、彼女はフェルディナンドに厳しく止められる。
「聖典の紛失、盗難の濡れ衣、それから、君の暗殺。それが私の考える犯人の目的だ」
偽物は魔術具で、しかも表面に皮膚から吸収されるタイプの毒が塗布してあった。
フェルディナンドとその側近達の毒に対する高い警戒心に蒼白になる、ローゼマインの側近達。
彼等は灰色神官と聖典と鍵を探すことになる。
幸い、下町を良く知っているローゼマインと、神殿を良く知っているダームエルがいたこと、護衛騎士達が優秀だったため、灰色神官は無事助け出すことができた。
そして青色神官に尋問を行う過程で、エグモントという証拠も得る。
騎士団による調査が進むが聖典はまだ戻らない。
エグモントの記憶から、ダールドルフ子爵夫人の館を訪れるローゼマイン達だが…
書き下ろしSSなど
()内は大まかな内容。
特典SSとは、TOブックスオンラインストアや本好き応援書店で紙書籍を購入すると付いてくる書き下ろし短編です。
「Web版」と書かれていないものは書籍化にあたっての書き下ろしです。
- プロローグ:フロレンツィア視点
(これほど問題が山積みとは思いませんでした) - エピローグ:フェルディナンド視点
(ゲオルギーネもディートリンデも来ないとは)
閑話集「別離から始まる冬の生活」
- 閑話1:「埋まらない穴」
ジルヴェスター視点(フェルディナンドがいなくなってみんなボロボロではないか) - 閑話2:「アーレンスバッハ生活の始まり」
ユストクス視点(ゲオルギーネ様の影響力が思いのほか大きいな) - 閑話3:「忙しい冬の始まり」
コルネリウス視点(ローゼマインが心配だ)Web版第455話 - 閑話4:「選択の時」
マティアス視点(今決断するしか生きる道はない)Web版第456話 - 閑話5:「新しい子供達」
ヴィルマ視点(ハルトムート様は本当にお優しい方です)Web版第457話 - 閑話6:「ある冬の日の決意」
カミル視点(オレはプランタン商会で本を作る!)Web版第458話
- 短編1:「息子の出立準備」
リヒャルダ視点(やはり残るべきだったのでしょうか) - 短編2:「思い出と別れ」
フラン視点(私は主と一緒に新しい世界へ行きたい) - 特典SS: 「兵士と騎士の情報収集」
ギュンター視点(マインはちゃんとみんなを守ってる)(短編集Ⅱ収録)
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感想(ネタバレあり)
あああ…フェルディナンドはやっぱりアーレンスバッハへ行っちゃいました😭。
それも予定を早めさせられて。
これはきつかった。Webで読んだときは「ヒカルの碁」以来の喪失ショックで、その後を読み進むまでしばらくかかりました。
↑ コレ😢
フェルディナンドのドナドナは最初から決めていたって香月先生もおっしゃっている通り(ふぁんぶっく5 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン)、物語の構成上、この二人は一度引き離す必要があったと思います。
甘える相手がいなくなればローゼマインが成長できるでしょうし、監視者がいなくなればやらかしが増えてストーリーが大きく動きますから。
ローゼマインが成長しないと下町が困りますし、彼女の行為を「やらかし」と思っているのはエーレンフェストだけで、正しい神事を甦らせてユルゲンシュミットに貢献することでもあるわけなんですよね…
…と、後で納得しましたが、しばらくは「えええホントにディートリンデと結婚しちゃうの⁈」と呆然自失。
Audibleでは2024/2にこの巻が配信されたばかりですが、聴くにはちょっと勢いが必要でした。
あの全属性の魔法陣のシーンはどうしても泣けますよ。
心から思うのは、なぜフェルディナンドばかりがこんな目に遭うの? ということ。
もうこの物語のヒロインは彼で決まりですね!
※なお、虹色魔石の髪飾りをコツコツと作る様子は、ドラマCD4の特典SS「虹色魔石の髪飾り」で読めます。
ローゼマインに「家族同然」と言われて嬉しかったフェルディナンドがどんな気持ちで去って行くのか、ちょっぴりわかりますよ。
(このリンクはアフィリエイトリンクじゃないのでどんどん買ってください!)
あれ? 今見たらキャッチコピーが新しくなっている!
第三部のアニメのこととか、情報が更新されています。
※ドラマCDは「TOブックスオンラインストア」でのみ販売しています。
ドラマCDはAudibleなどでも聴けますが、特典SSはまだ短編集に収録されていません。
読みたければドラマCDを買うしかないのですよ…ぐぬぬ
コミカライズ版 なし
最新話は無料でこちらで読めます。第一部完結済、第二部・第三部・第四部が並行連載中。
月額400円で会員になれば全部読むことができます。結構お得!
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資料 聖典盗難事件図解
聖典盗難事件当日の動きをコマ割りで図解してみました。
まず以前も載せた自作のエーレンフェスト地図です。
馬車は西門→神殿裏門→神殿正門→戻って南門→街から出て二手に分かれる→捕縛
という経路をたどっているので地図からご確認ください。
次に、神殿の見取図です。
まず貴族区域。左上が神殿長室です。
エグモントの部屋は不明ですが、側仕えの階段が部屋の中にあるのなら西側の広い部屋です。
そして、コンラートが寝ていた部屋は孤児院の子供部屋です。見づらいので黄色マーカーをつけました。
以上を踏まえて、当日の流れを推測しました。
あくまで本編から推測したものなので、細かい点はご容赦ください💦
身食い兵は少なくとも3人、御者が別なら4人かな、という前提で書いています。
(コマはクリックで拡大します)
聖典盗難事件はこうして実行された!
第四部をアニメで観たい!けど…
2023年12月、第三部アニメ化決定が発表されました!
第四部がアニメ化されることがあったとしても、ずーっと先のことでしょう。それまで生きていられるのだろうか…
アニメ化もいいけど、第五部をコミカライズしてほしい。
とにかく、決まったらXや特設ページで発表されると思います。
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