※この記事はアフィリエイトリンクを含みます。

※この記事では、香月美夜先生の「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」シリーズより、短編集について、おススメの話や個人的な感想などを書いています。
※短編なのでネタバレはできるだけ少なくしています。
※短編集Ⅲは本編完結後に発売され、完結後の主人公周辺描写が含まれています。
まだ最後までお読みでない方には、ネタバレになりますのでご注意ください。
- 短編集をおススメする理由
- 短編集Ⅰ 収録短編の簡単なあらすじと感想
- 短編集Ⅱ 収録短編の簡単なあらすじと感想
- 短編集Ⅲ 収録短編の簡単なあらすじと感想
- 貴族院外伝 一年生 収録短編の簡単なあらすじと感想
- 📀ドラマCDを聴こう! 📃特典SSを読もう!
- 関連記事へのリンク
2023年に書籍版最終巻発売、2025年8月には、続編的外伝「ハンネローレの貴族院五年生
」第2巻が発売された、大作「本好きの下剋上」。
(なんと日本SF界の権威ある賞である「星雲賞」まで受賞しました!)
これまでは本編を中心に感想や深掘り記事を書いてきましたが、関連本が増えてきたので、今回は短編集についてご紹介します。
※最後の方に本好きの下剋上関連記事のリンクを載せますので、そちらもぜひご覧ください!
短編集をおススメする理由
小説家は数多くあれど、長編も短編も同じくらい魅力的という方は、そう多くないと思います。
香月先生はその中のお一人。
短編も長編もきっちり筋があり、なのに人物や情景描写も決しておろそかにしない、ある意味とても恐ろしい作家さんです。
安心して「推し」視点が楽しめる
ふぁんぶっくや講演で公開いただいたキャラ設定資料やプロットシートなどを拝見するに、香月先生は短編もおろそかにせず、しっかり下敷きを作った上で書かれていることがわかります。
(この中で香月先生が直筆プロットシートを公開されています)
悪役含め登場人物には、それぞれ「役割」がある。
その役割に沿って性格や背景を作っているため、本編の中で各キャラが不自然な動きをすることがありません。
つまり、キャラがぶれない。
だから他者視点の短編が読みやすく、読み応えのある内容になっているんですよね💪。
敵キャラには最後まで狡猾で有能で美しくいてほしいワガママな人間としては、悪役が途中で簡単に善人になるのって許せない。
残念なことにラノベって、ダラダラと続くうちにキャラ設定が動き、推しが輝きを失ってしまうことも多いじゃないですか。
でも本好きは安心して推しを愛でられる作品。
短編集では、推し視点を存分に楽しめますよ。
書籍版第五部Ⅷでしか読めない書き下ろし、ゲオルギーネ視点のエピローグも良かった~
特典SSが読める
短編集で嬉しいのは、特定の書店で買った時にしか付いてこない特典SSが読める ことでしょう。
特典SSは、TOブックスオンラインストアで買うと必ず付いてくる、読み応えたっぷりの書き下ろし短編です。
それはそれは香月先生の神力がこもっていますし、本編に関連することも多いので、絶対に手に入れたいところです!
こんな感じで付いてきます。この特典SSを読むのが毎回楽しみなんです😍

初版の時なら「応援書店」で購入してもついてくるので、通販が苦手な方や早売りを狙う方はそちらで買えました!(部数限定です)。
しかしもう完結済とあって、もはやTOブックスオンラインストアで購入しないと、この特典SSは手に入らない。
このことを知らずに買ってしまって後悔することもありました。
しかし2024/12をもって最終巻発売から1年を経過したということで、短編集Ⅲに最終巻までの特典SSが収録されました !
短編集さえ買えば、もう後悔は不要です!
椎名優先生の挿絵と四コマがある
短編集で嬉しいことがもう一つ。
本好きの下剋上の書籍版を買う、結構大きな理由となる椎名先生の挿絵。
短編集を買うと新しい挿絵が見られる んですよ~
特に短編集Ⅲでは、ベンノの少年時代や、18歳のギル、あの場面のハルトムートなんかも見られて嬉しさ100倍です!
そして各視点担当キャラ勢ぞろいのカラー口絵もあるのが最高!!
もちろんいつもの「ゆるっとふわっと日常家族」もありますよ😉
挿絵を考えただけでも短編集が欲しくなりませんか?
それでは、短編集Ⅰからご紹介しますね。
各巻に目次もつけたのでご活用ください!
短編集Ⅰ 収録短編の簡単なあらすじと感想
(マイン覚醒~貴族院1年生くらい)
表紙は、ちょうど内容の時系列と同じ期間で成長したマイン。
実は、TOブックスオンラインストアで購入すると、おまけのイラストカードがついてきます。
しっかりしたツヤツヤのポストカード大で、表(おもて)面はカバーイラストと同じ。
裏面はカバーイラストのモノクロ版に、マイン・ローゼマインの個人データ入り。

これによると、貴族院1年生時のローゼマインの身長は125㎝くらいだそうですよ。
このカードも欲しい!という方は、TOブックスオンラインストアでお求めください。
📕短編集Ⅰ 収録短編一覧
トゥーリ視点「変になった妹」
ルッツ視点「オレの救世主」
ギュンター視点「娘は犯罪者予備軍⁉」
ヴィルマ視点「前の主と今の主」
ギュンター視点「娘はやらんぞ」
トゥーリ視点「絵本と文字の練習」
リヒャルダ視点「新しい姫様」
ハルトムート視点「運命の洗礼式」
クリステル視点「お姉様とのお茶会」
ランプレヒト視点「私の進む先」
エックハルト視点「ユストクスへの土産話」
ヴィルフリート視点「弟妹との時間」
コルネリウス視点「後悔まみれの陰鬱な朝」
コルネリウス視点「妹を守るために」
ヒルシュール視点「特別措置の申請」
ローデリヒ視点「私の心を救うもの」
フィリーネ視点「貴族院からの帰宅」
フィリーネ視点「わたくしの騎士様」
シャルロッテ視点「新しい一歩」
シャルロッテ視点「わたくしの課題」
フィリーネ視点「わたくしの主はローゼマイン様です」
📕トゥーリ視点「変になった妹」
Web版「本好き」本編に閑話として掲載。
<あらすじ>
高熱を出した後にすっかり変わってしまったマイン。
毎日身体を拭きたがるし、変なものを欲しがるし…
そんな麗乃マインを、トゥーリがどう思っていたのかがわかります。
コミックス第一部1で鈴華先生も、ちょっとアレンジして「番外編」として描いてくださっていますよ😉。
📕ルッツ視点「オレの救世主」
Web版「本好きの下剋上」本編に閑話として掲載。
<あらすじ>
男兄弟の末っ子のため、いつも食べ物を取られてしまっていたルッツ。
マインがパルゥケーキを作ってくれてから、彼の食生活が劇的に改善されました。
やっぱり食べ物って大事だよね。と思うと同時に、料理ができると色々得だよなあと頷いちゃいます。
まあマインの場合はほぼ自分のためだったんですが…
コミックスだと第一部2の頃です。
📕ギュンター視点「娘は犯罪者予備軍⁉」
Web版「本好きの下剋上」本編に閑話として掲載。
<あらすじ>
最近元気になってきた自慢の娘マイン。
頑張ってやっと森へ行ったと思ったら、俺との約束を破ったとは…
叱りたいけど叱れないギュンターがかわいい。
鈴華先生がコミカライズされたものがふぁんぶっく1に!
📕ヴィルマ視点「前の主と今の主」
Web版「本好きの下剋上」本編第二部に閑話として掲載。
<あらすじ>
第二部に入りました。
青色巫女として神殿と孤児院を改革するマインに対するヴィルマの視点。
最初の頃のロジーナが涙ながらに相談に来た時の、ヴィルマ側の考えもわかります。
「転職」という視点で考えると、我々にも通じる考え方じゃないでしょうか。
ヴィルマ視点はコミックスにはありませんが、書籍第二部Ⅱの巻末SSのロジーナ視点がコミカライズされています。
第22.5話「クリスティーネの元側仕え」をご覧ください。
📕ギュンター視点「娘はやらんぞ」
2015年に書籍版第二部Ⅰが発売された時のアニメイト特典だそうです。
この年には、第一部Ⅰ~第二部Ⅰまで四冊が出版されているんですよね。
まだアニメ化もされていなくてコミカライズ版も始まっていない、先生に少し余裕があってかつ頑張り過ぎていらしたころ、かな?
いろいろ頑張り過ぎた影響が今の体調不良に出ているとおっしゃっていたような。
<あらすじ>
第五部にも登場するレクルが、ギュンターにマインの居場所を尋ねてきたときの話です。
この話を読んで 書籍第五部9の「レクル 西門の戦い」を読むと、同じ世界の話とは思えず遠い目になってしまいます…
※このお話は、ふぁんぶっく2にも収録されています。
📕トゥーリ視点「絵本と文字の練習」
2016年に第二部Ⅱ?が発売された際に開催された、書泉グループ ✕ TOブックスフェアの特典SSだそうです。
こちらもふぁんぶっく2に収録されています。
<あらすじ>
マインの手伝いのために孤児院へ行くことが増えたトゥーリ。
自分だけ文字が読めないのが気になって、マインに字を教えてもらうことになりました。
トゥーリが妹のために孤児院へ行ったり、母親のために奮起したりするのがけなげで泣けます😭
トゥーリって、なんだかんだ言ってもすごくいいお姉ちゃんなんだよねえ。
📕リヒャルダ視点「新しい姫様」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
第三部に入ります。
ヴェローニカ失脚直後、ジルヴェスターに呼び出されたリヒャルダ。
なんと、神殿育ちの養女の側仕えになってほしいとのことでした!
この頃はまだ平民視点に慣らされていた読者から隠されていた、「神殿育ちの娘を領主の養女にする非常識」という貴族視点がよくわかります。
このころのエルヴィーラの気持ちもちょっとわかる興味深いお話です。
📕ハルトムート視点「運命の洗礼式」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
母オティーリエがエルヴィーラではない夫人とカルステッドとの間に生まれた娘の側仕えになると聞いて、たいへん不快な我らがハルトムート。
しかし洗礼式でローゼマインの祝福を目にした彼は、たちまち「ローゼマイン教」の筆頭信者になってしまう…
まだ11歳くらいなはずなんだけど、考えることが不穏すぎやしないか?
📕クリステル視点「お姉様とのお茶会」
書籍第三部Ⅰの特典SSです。この巻から付くようになりました。
※このSSはふぁんぶっく2にも収録されています。
※本編書籍の特典SSは、すべて短編集に収録されました。
<あらすじ>
珍しいモブ貴族の視点です。
フェルディナンド様のフェシュピール演奏会を聴きに行ったクリステルが、旧ヴェローニカ派に嫁いだ姉とお茶会で演奏会の様子を話します。
姉はヴェローニカ派へ嫁いだばかり。クリステルはたぶんライゼガング系へ嫁ぐことになるという、時勢に踊らされる中級貴族の悲哀も…
こちらは波野涼先生が、コミカライズの際にアレンジしてちょこっと入れてくださっていますよ。
📕ランプレヒト視点「私の進む先」
書籍第三部Ⅲの特典SSです。
※第三部Ⅱには特典SSはありません😔
<あらすじ>
ローゼマインによるヴィルフリート教育改革によって側近が入れ替えられ、自分の進退を迷っている頃のランプレヒトです。
うーん、ランプレヒトには覚悟と危機感と努力がずっと足りないままなんだよねえ…頑張って…
📕エックハルト視点「ユストクスへの土産話」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
第三部Ⅲのエピローグの没バージョンだそうです。
<あらすじ>
エピローグの方はエックハルトが、嬉々としてライレーネの蜜の特性について語るフェルディナンドにちょっぴり辟易としたりしていました。
こちらはエックハルトがユストクスに、フェルディナンドを賛美しつつフリュートレーネの夜に起こったできごとを語る話です。
主(あるじ)第一のエックハルトらしさ全開で、すごく楽しいですよ!
📕ヴィルフリート視点「弟妹との時間」
書籍第三部Ⅳの特典SSです。
<あらすじ>
お披露目が終わっても勉強が終わらないヴィルフリート。
基準を下げてもらって少し余裕が出たので、弟妹に会いに行きます。
ヴェローニカが病気療養中だと思っていたり、幼い者への接し方がわからなかったり、いろいろ心配になるけど素直なんだよな~、ヴィルフリート。
📕コルネリウス視点「後悔まみれの陰鬱な朝」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
第三部Ⅴの特典SSから削除した部分だそうです。
<あらすじ>
ローゼマインが襲撃されてユレーヴェ浸けになった大事件の翌朝。
後悔でいっぱいのコルネリウスの思いと、母エルヴィーラとの会話。
これを機にコルネリウスは努力を重ねるようになるので、彼の危機感と覚悟は兄ランプレヒトの比じゃないですよね…
この話と特典SSになった次の話を合わせて、勝木先生がコミカライズしてくださっています。
番外編を見てね。
📕コルネリウス視点「妹を守るために」
書籍第三部Ⅴの特典SSです。
<あらすじ>
朝より少しだけ元気が出たコルネリウス。
同僚と話したり、子供部屋でシャルロッテ達を助けたりします。
この時の子供部屋のシャルロッテ視点も同じ巻にありますね。
📕ヒルシュール視点「特別措置の申請」
書籍第四部Ⅰの特典SSです。
第四部に入りました!
そういえばヒルシュール先生視点ってあまりないかも…
<あらすじ>
研究に没頭するヒルシュールのもとに、エーレンフェストから領主の養女の特別措置申請が届いたところから始まります。
貴族院入学までにユレーヴェから目覚めない可能性を危惧して、実はローゼマインのためにこのような申請がされていたんですね。
お話全体ににじむのは、ヒルシュールがヴェローニカの失脚を知らないということと、愛弟子フェルディナンドへの思いやりです😊
これは回想のような形で、第四部担当の勝木 光先生がコミカライズしてくださっています。
第四部2の第7話をお読みください。
📕ローデリヒ視点「私の心を救うもの」
書籍第四部Ⅱの特典SSです。
旧ヴェローニカ派の子供達が貴族院でどのように過ごしていたのかを垣間見ます。
<あらすじ>
ローデリヒが勇気を出して領主一族がアーレンスバッハを厭う理由を尋ねた後の、旧ヴェローニカ派の子供達の話し合い。
現状を冷静に分析する者、ヴェローニカ失脚への恨みを募らせる者、ゲオルギーネに希望を託す者…
ローデリヒ以外は、総じて楽観的で尊大。まだ危機感を覚えていない様子が読み取れて興味深い。
勝木先生が本編とからめてコミカライズしてくださっています。
このためにキャラデザができてファンを獲得したキャラもいたような…
後で登場する重要なキャラも、ひっそりといますよ!
📕フィリーネ視点「貴族院からの帰宅」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
この次の特典SSから切り落とされた部分だそうです。
<あらすじ>
貴族院入学直後にローゼマインの側近入りが決まったフィリーネ。
体裁を整えるためのお金のやり繰りをどうしたかや、家庭での彼女の扱いがわかります。
洗礼式のころよりはるかに悪化したフィリーネの生活。
お金だけじゃなく愛情もない下級貴族の暮らしは、可愛いフィリーネの無駄遣いですね😡
📕フィリーネ視点「私の騎士様」
書籍第四部Ⅲの特典SSです。
<あらすじ>
本編で魔力圧縮の日に休むことになったフィリーネに、具体的に何があったのかがわかります。
なんかもう…絶望的な気分になるよね…
実の子を守りたいヨナサーラは、酷い女だけど仕方ないかなとも思う。
だから乳母を雇うより経済的だからと彼女を後妻にした、父親カッシークの醜さが目立つ。
彼等の末路については、ふぁんぶっく9
のQ&Aをチェック!
📕シャルロッテ視点「新しい一歩」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
第四部Ⅳの特典SSからはみ出ちゃった部分だそうです。
<あらすじ>
ヴィルフリートとローゼマインが婚約したことで、次期領主への道が閉ざされてしまったシャルロッテ。
母であるフロレンツィアに謝罪されて、初めて涙をこぼすことができました。
しかし母の愛に包まれながらも、彼女は母と決して共有できない感情を覚えます。
📕シャルロッテ視点「わたくしの課題」
書籍第四部Ⅳ(4)の特典SSです。↑ の短編はカットされちゃった前半部分になります。
ローゼマインはフェルディナンドにがっちり庇護されているため、婚約による自分の立場と周囲の変化をあまり感じていないようですが、シャルロッテはどうなのか。
<あらすじ>
ローゼマインに印刷業の手伝いを任されたシャルロッテ。
さらに過去のエントヴィッケルンについて調べるよう頼まれましたが、それに横槍が入ります。
このあたりから普通の貴族の考え方や、次期領主の側近の認識が読者の意識に入ってきます。
ローゼマインはもともとそういったことを意識していないし他の兄妹を簡単に圧倒できる能力を持っているので、本編には登場しないことですよね。
ローゼマインの周囲は、側近も主同様、普通じゃなくなりかけていますね…
📕フィリーネ視点「わたくしの主はローゼマイン様です」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
短編集Ⅰ、最後のお話です。
本編に入れるには冗長過ぎたのでカットした部分だそうです。
<あらすじ>
側近になってから振り返る、フィリーネから見たローゼマインとの出会い。
お披露目の頃はまだ継母もそれほどひどい態度じゃなかった…
短編集Ⅱ 収録短編の簡単なあらすじと感想
(貴族院2年生直前~貴族院3年生終了)
1年強くらいの期間かな? 魔力の塊を完全に溶かして、少し身体の成長が早まった頃ですね。
それでも周囲に比べると(しかも周囲は1年年下)まだまだ小さいローゼマインです…
📘短編集Ⅱ 収録短編一覧
エーファ視点「側仕えとの初対面」
リコ視点「変化の始まり」
ブリュンヒルデ視点「ローゼマイン様と染め物のお披露目」
ブリュンヒルデ視点「ギーベ・グレッシェルの娘として」
ルッツ視点「元気に成長中」
ライムント視点「領地と師弟の関係」
オットー視点「旅商人の依頼と冬の準備」
フロレンツィア視点「フェルネスティーネ物語ができるまで」
トゥーリ視点「ざわめきの中の自覚」
ギュンター視点「兵士と騎士の情報収集」
ユストクス視点「古ぼけた木札と新しい手紙」
バルトルト視点「胸に秘めた怒り」
ロヤリテート視点「小さな疑惑」
アナスタージウス視点「それぞれの思惑」
ルッツ視点「トゥーリの心配」
ローゼマイン視点「ラザファムとの会話」
エーファ視点「子供達の成長」
トゥーリ視点「婚約の事情」
レティーツィア視点「初めての祈念式」
📘エーファ視点「側仕えとの初対面」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
神殿通いが始まったころ、エーファの前にマインが見知らぬ男性を連れてきた。
身なりや振る舞いがきちんとしているので、娘がまたギルベルタ商会に迷惑をかけたんじゃないかと慄くエーファ。
エーファはあまり神殿に偏見がなさそう。
最初の頃がなつかしい。
📘リコ視点「変化の始まり」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
コミックスのおまけSSには暗すぎるのでボツになったとのことです。
この時点(第二部Ⅰくらい)ではモブの洗礼前孤児だったリコ。
マインが改革する前の地階の様子です。
📘ブリュンヒルデ視点「ローゼマイン様と染め物のお披露目」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
次期ギーベとして育てられたブリュンヒルデが、上級貴族の視点でローゼマインの行動を理解しようとします。
もちろんまったく理解できないのですが、ローゼマイン視点だと気づかなかった非常識さが、ブリュンヒルデの目を通すとよくわかります。
あの染め物コンペのローゼマインの言動って、貴族としてあり得ないことばかりだったんだ。
こんなザ・上級貴族のブリュンヒルデが、第五部ではあんなにステキな女性になるんだと思うと、感慨深いものがありますね。
📘ブリュンヒルデ視点「ギーベ・グレッシェルの娘として」
書籍第四部Ⅴ(5)の特典SSです。
<あらすじ>
主から、印刷業の成功のためにはグレッシェルという土地と民に対する意識改革が必要である、と言われたブリュンヒルデ。
その意味を理解できずにいた彼女を、ハルトムートとエルヴィーラが導いてくれます。
貴族の母として、ローゼマインにも素晴らしい導きをしてくれたエルヴィーラはさすがです。
📘ルッツ視点「元気に成長中」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
グレッシェルから帰ってきたルッツが下町で会う人々との会話。
ベンノ、レナーテ、トゥーリ、カミル…
周囲も自分も成長したと感じる、なんだか大人なルッツ。
さすがだね、ルッツ。やっぱりきみが一番頼りになるよ。
📘ライムント視点「領地と師弟の関係」
書籍第四部Ⅵ(6)の特典SSです。
<あらすじ>
大領地アーレンスバッハの中級貴族であるライムント。
でもこれまでずっと奪われてばかりだった悲しい生い立ちから、相手が下位領地とはいえ領主候補生とその側近達に気圧されているようです。
アーレンスバッハ寮の様子がちょこっとわかるのが楽しい。
よく考えると、彼はこのあとはずっと上昇気流に乗っているんじゃ…
📘オットー視点「旅商人の依頼と冬の準備」
書籍第四部Ⅶ(7)の特典SSです。
<あらすじ>
旅商人仲間にうかつな約束をしてしまったオットー。
いつまでも旅商人時代の意識が抜けない彼は、ベンノに厳しく叱られてしまいます。
先読みや俯瞰した見方が苦手な彼だけど、観察力はあるから、それが商売の役に立つといいよね。
それにしても楽観的なオットー視点のSS、この巻の表紙の緊張感とすごく乖離してる気が…
📘フロレンツィア視点「フェルネスティーネ物語ができるまで」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
第二夫人を娶りたくないと駄々をこねる夫と、フェルディナンドのアーレンスバッハ婿入りで大荒れのエルヴィーラ達に困惑するフロレンツィア。
鎮める方法をローゼマインに相談したつもりだったのに、なぜか「フェルディナンド様を幸せにし隊」が発足。
忙しい中、彼女たちが暴走しないよう監視する任務まで発生してしまいます。
フェル様ドナドナで読者もお城も暗い雰囲気の中、ちょっと笑える要素をくれるSSです。
📘トゥーリ視点「ざわめきの中の自覚」
書籍第四部Ⅷ(8)の特典SSです。
<あらすじ>
実はドラマCD2の特典SS「王族からの依頼品」の続編的な位置にあたります。
オットー視点の特典SSの続編でもある。
トゥーリは失恋を乗り越えて、ゆっくりと幸せをつかむことに…
📘ギュンター視点「兵士と騎士の情報収集」
書籍第四部Ⅸ(9)の特典SSです。
<あらすじ>
聖典盗難事件で情報収集をするギュンターの様子。
ダームエルとしっかり協力できるようになっています。
なんと騎獣にも乗っちゃう。密かに浮かれるギュンターがかわいい。
がむしゃらで危なっかしいけど、きちんと結果を出すギュンターはステキな父親で、素晴らしい兵士だよね。
📘ユストクス視点「古ぼけた木札と新しい手紙」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
アーレンスバッハに到着して荷物を片付けている時に、ユストクスが発見した木札。
フェルディナンドが貴族院の学生だったころに自分が書いた文章だが、記憶がない。
内容はその時点では喜ばしいことだったのだが…
「ハンネローレの貴族院五年生」を読んだ方にはもうわかっていますよね!
そう、これは続編につながる短編です!
フェルディナンド様復活祭は終わったから、次はローゼマイン復活祭を心待ちにしています…
⇒追記)ローゼマイン復活祭も終了しました!
2人の復活話が収録予定の「ハンネローレの貴族院五年生Ⅲ」が楽しみ。
2026年4月発売!
📘バルトルト視点「胸に秘めた怒り」
書籍第五部Ⅰの特典SSです。
<あらすじ>
エーレンフェストで粛清が行われている頃、バルトルトはマティアスとラウレンツの裏切りを知って憤りを抑えきれなかった。
実は彼は、学生ながら親達の計画を知らされていたのだ。
順調に行けば、ゲオルギーネがエーレンフェストの礎を奪って、旧ヴェローニカ派がまた天下を取るはずだったのに。
この短編はかなり衝撃的な内容。
オズヴァルトがいかに事実を捻じ曲げて周囲に伝え、若者を操り、暗躍していたのか。
バルトルトがヴィルフリートの側近に入ることがいかに危険な事だったのか。
エーレンフェストの礎は結局、幸運の女神グライフェシャーンの御加護でかろうじて守られたと言ってもいいですもんね…
📘ロヤリテート視点「小さな疑惑」
書籍第五部Ⅱの特典SSです。
<あらすじ>
貴族院での奉納式の際にシュツェーリアの盾を使ってから、中央騎士団から危険視されているローゼマイン。
しかしロヤリテートは彼女の善意を疑っていない。
彼女はシュツェーリアの盾の作り方を秘匿するつもりはないし、王族に多くの物をもたらしてくれている。
ところが彼のまっとうな考え方は、騎士団長には都合の悪いものだった…
中央騎士団の良心、ロヤリテート視点です。
彼はエーレンフェストとローゼマインを偏見なしに見てくれる唯一の存在と言ってもいい人物でした。
初恋で暴走するヒルデブラントとのやり取りも興味深いですね。
📘アナスタージウス視点「それぞれの思惑」
書籍第五部Ⅲの特典SSです。
<あらすじ>
卒業式の奉納舞で、ディートリンデがうっすらと魔法陣を浮かび上がらせた。
中央神殿がディートリンデを次期ツェント候補だと言い出したため、それを窘めようとする周囲。
しかしなんと父トラオクヴァールはそれを受け入れると言い、ラオブルートは…
この混乱した話し合いの結果、エグランティーヌがフェルディナンドとローゼマインを呼び出すことになったんですね。
そして離宮の鍵が…
表紙のかわいさとは裏腹に、香月先生がちょっとずつ種を蒔いていた展開が大きく広がり始めた巻でした。
📘ルッツ視点「トゥーリの心配」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
ギルベルタ商会に呼び出されたルッツが、オットーとトゥーリに会う。
呼び出されたわけは、ラルフの成人式のことだった。
女性らしくなったトゥーリを素直に褒めるルッツがいい。
何でも先回りして心配してくれるトゥーリって、本当にいいお姉ちゃんだよねえ。
📘ローゼマイン視点「ラザファムとの会話」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
本編に入れずに切り取った部分とのこと。
第五部Ⅳで図書館へ移動して暴走クラリッサの尋問を行った後、ラザファムに呼び止められたローゼマイン。
挿絵入りです!
このころはまだラザファムを穏やかな気性の側仕えだとばかり思っていたよね…
フェルディナンドの側近がそんなはずないのにね…
📘エーファ視点「子供達の成長」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
この次のSS「婚約の事情」のころのエーファ視点。
運良く神殿でマインを見られることになったエーファ。
西門での騒動のときのマインの話をギュンターからさんざん聞かされていた彼女が、実際に娘の姿を見てどう思ったのか…
それと、トゥーリとルッツの婚約の大人側の視点がわかります。
📘トゥーリ視点「婚約の事情」
書籍第五部Ⅳ(4)の特典SSです。
<あらすじ>
ルッツとの婚約が親同士で進められている状況でのトゥーリとルッツの会話と、婚約式の様子。
トゥーリ側からは色気も素っ気もない(死語)ように思える婚約だけど、ルッツは大人の対応だった。
たぶん、ここから徐々に関係も変わっていくのだろう。
お互いをちゃんと見るようになれば大丈夫ですよね。
結婚してもしっかり者二人で仲良くやっていけること間違いなし。
ここで平民の婚約式が描写されたので、最終巻のエピローグが生きてきますね。
📘レティーツィア視点「初めての祈念式」
短編集Ⅱ、最後の収録短編になります。
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
ディートリンデの横暴を避けるため、という理由で神事に同行することになったレティーツィア。
最初は憤然としていた彼女の側近は、ゼルギウスからもっともな理由を聞いて納得する。
フェルディナンドが自分を心配してくれていること、ローゼマインからの贈り物に感謝していることもあり、レティーツィアは祈念式に参加することを決心。
アーレンスバッハの領主一族がゼルギウスら別派閥の貴族からどのように見られているかわかって、ちょっとスッとしますね。
それと、「ハンネローレの貴族院五年生」第43話、「レティーツィアの相談事
」。
それによると、レティーツィアの両親は娘を手放すことを渋り、養女に出してからも度々会いに来ていたようです。
なのでローゼマインが贈ったシュミルのぬいぐるみは、読者が考えていた以上にレティーツィアの心の癒しになっていたようですね。
短編集Ⅲ 収録短編の簡単なあらすじと感想
(貴族院3年生終了後~貴族院4年生終了後)
こちらもだいたい1年くらいでしょうか。でも急激に成長してしまったので大変なことに。
本好きの下剋上 本編最終巻(第五部Ⅻ)が発売された1年後、2024/12に発売された短編集Ⅲ。
特典SSの収録を待っていた方、押し倒されたハルトムート(2回目だよね…)の挿絵を待っていた方など、多数の読者待望の短編集でした。
そしてなんといっても、新しい書き下ろし短編が2編含まれる!
婚約式とアレキサンドリアの神殿の他者視点が読めるよ~となって、もうドキドキワクワク。
年末進行で、各地で早売りしていたことも思い出しました。
口絵のメンバーが成長した姿だったのも嬉しかった~
📙短編集Ⅲ 収録短編一覧
ベンノ視点「暴走娘の共通点」
オティーリエ視点「側仕えの初仕事」
レオノーレ視点「ブリュンヒルデの事情」
フラン視点「神官長室の雑談」
フェルディナンド視点「問題だらけの領主会議」
ハルトムート視点「踏み込み過ぎた代償」
カルラ視点「息子の成長」
ジルヴェスター視点「葬儀前の挨拶」
レティーツィア視点「余所のお菓子と玩具」
エックハルト視点「ローゼマインが不在の冬」
トゥーリ視点「成長と変化」
ジルヴェスター視点「諦めない存在」
ハイスヒッツェ視点「ダンケルフェルガーの会議室」
ルッツ視点「相変わらずの騒動の原因」
ローゼマイン視点「夜空の星」
コルネリウス視点「消えて、戻った妹」
ジルヴェスター視点「頭の痛い面会依頼」
アドルフィーネ視点「別れの女神に祈りを」
トラオクヴァール視点「ツェントからアウブへ」
ダームエル視点「誓いの言葉と解釈」
フラン視点「旅の終わりと新しい神殿」
📙ベンノ視点「暴走娘の共通点」
ジュニア文庫短編集の書き下ろしSSです。
<あらすじ>
暴走しがちなマインと話しているうちに、幼なじみのリーゼを思い出すベンノ。
彼女も暴走娘だった。
針子ではなく商人になりたかったリーゼは、ベンノを言いくるめて協力させようとした。
ジュニア文庫でしか見られなかった、9歳のベンノと7歳のリーゼが!!!
ふぁんぶっく4 の鈴華先生の描き下ろしマンガと対になるお話。
📙オティーリエ視点「側仕えの初仕事」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
領主の養女となるローゼマインの側仕えを任じられたオティーリエ。
初めて北の離れへ行って、ローゼマインという少女についての説明を受ける。
ふぁんぶっくのSSとして書いたそうなので、説明が多いお話です。
お城の構造的なものだけでなく、ライゼガングとヴェローニカとの確執などの裏事情情報もあります。
興味深いんだけど、没になった理由が「華やかさがない」というのはわかる気がする…
📙レオノーレ視点「ブリュンヒルデの事情」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
ふぁんぶっく4の書き下ろしSSで、魔力感知が始まったユーディットをからかったりアドバイスをしたりした2人。
ブリュンヒルデが言葉を濁していた結婚相手について、秘密の話をする。
この時の冗談が現実になりました。
ブリュンヒルデの頭の中には、可能性として既にあったということ。
それにしても、ローゼマイン式魔力圧縮で魔力が増えると、領地内では相手探しがたいへんなようです。
📙フラン視点「神官長室の雑談」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
フェルディナンドが神官長でなくなった後、元側仕えだった灰色神官たちが思い出を語る。
彼が側仕えを召し上げる時の試用期間は厳しかった。
しばらく「活動報告」に置いてあったSSですね。
SS置き場に移動してくださって良かった、と思ったことを思い出しました。
みんな神官長が大好きで、尊敬していたんだろうなあ。
📙フェルディナンド視点「問題だらけの領主会議」
書籍第五部Ⅴ(5)の特典SSです。
ローゼマインが祠巡りをさせられてしまう、大きな転機の巻ですね。
この時フェルディナンドは星結びが延期になったこともあって、領主会議に出ていなかったんですよね。
<あらすじ>
ディートリンデから、礎を染め終わっていないので星結びは延期と一方的に伝えられたフェルディナンドと側近達。
文官達は大騒ぎだったものの、半ば予期していたことだったので動じないフェルディナンド。
そこへ、謝罪と称してゲオルギーネがやってくる。
出席できないのなら自分は城に残ったほうが、とこの機会に離宮を探りたいフェルディナンドが提案すれば、
自分は最近の執務に疎いから、と彼を寮で待機させるゲオルギーネ。
なんとかユストクスを城に置くことには成功したが、相手は今度はこれまで隠していたらしいギーベ・アーレンスバッハの遺言書を出してきて…
ふたりの駆け引きがおもしろいとはいえ、どうにも一枚上手感があるゲオルギーネが不気味です。
でもこの短編で、ディートリンデが突然図書館に現れた裏事情と、フェルディナンドが切り札として考えていたものがわかりますよ。
📙ハルトムート視点「踏み込み過ぎた代償」
書籍第五部Ⅵ(6)の特典SSです。
ハルトムート推しの皆様はこれに挿絵がつくことを心待ちに…
<あらすじ>
ついに孤児院長室の隠し部屋に入ることを許されたハルトムートは、ここまでの道のりを思い返していた。
あれは神殿に出入りできるようになって半年ほど経ってからだった。
彼はローゼマインの生い立ちが知りたくて灰色神官たちから聞き取りを進めていた。
それがあまりに容易かったため彼等を侮り、手痛いしっぺ返しに遭ったのだ。
このSSは、フェルディナンドに傾倒する者はすべからく物騒である、という気づきをもたらした最初のストーリーかも(笑)。
二番目は第五部Ⅻのラザファムとローゼマインの会話でしょうか。ハハ…
📙カルラ視点「息子の成長」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
成人式のあと、カルラがラルフの愚痴を聞く。
まだトゥーリに未練があり、彼女が弟ルッツと婚約することに文句を言うラルフにカルラは…
トゥーリが心配したラルフの成人式。
彼は「全然似てない」と思ったみたい。
でもカルラは、神殿長がギュンターの娘であるという確信を持ちました。
しかしそれを口に出さない賢さも持っているんですよね。
この後の話が、第五部Ⅵのエピローグ(ルッツ視点)になります。
📙ジルヴェスター視点「葬儀前の挨拶」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
第五部Ⅵ(6)で、ジルヴェスターが出席したアウブ・アーレンスバッハの葬儀にて。
<あらすじ>
葬儀前に王族に挨拶に行ったジルヴェスターは、ジギスヴァルトの言葉にひやりとする。
前日に会ったことは秘密であるはずなのに、それを口に出されてしまったから。
王族との間に特別な関係があると他領からの疑いを招きたくないのだが、この王子は何を考えているのだ⁈
この葬儀では、エーレンフェスト出身の中央騎士が突然暴れ出すという騒動がありました。
ゲオルギーネはそのごたごたへの対応に紛れ、ラオブルートとレオンツィオらを引き合わせています。
★そういえばこの短編のあの一節で、「フェルディナンドの首傾げ」が絵師様方のネタになりました(残念ですが挿絵にはなっていません)。
📙レティーツィア視点「余所の玩具とお菓子」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
フェルディナンドから食事の招待を受けたレティーツィア。
どうやらエーレンフェストから、夏に送った食材を使った料理が届いたらしい。
食事をしながら、彼女はフェルディナンドからいろいろ質問される。
第五部Ⅶ(7)のプロローグと同じ場面のレティーツィア視点になります。
レティーツィアがローゼマインからの差し入れをとても喜んでいることがわかってほっこりします。
でもこのしばらく後に起こったことを考えるとちょっと陰鬱な気分に……
📙エックハルト視点「ローゼマインが不在の冬」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に前後編で掲載。
第34話 ローゼマインが不在の冬 前編
第35話 ローゼマインが不在の冬 後編 ![]()
<あらすじ>
ライムントからの手紙によると、どうやら妹はまた寝込んでいるらしい。
しかし回復した様子はないまま、領地対抗戦になってしまう。
領地対抗戦でも臥せっている以外の情報が得られず、フェルディナンドもその側近達も苛立つ。
ヒルシュールの話では、彼女は行方不明だというのだが…
第五部Ⅶ(7)の「閑話 ローゼマインの失踪と帰還」が、いわばこの裏話にあたります。
ローゼマインの失踪はフェルディナンド達にはどのように受け取られていたのか。
エックハルトの心の内が外面よりさらに物騒で罵詈雑言満載なのがちょっとウケる。
なお、ドラマCD7の特典SS フェルディナンド視点「迫られた選択」を読むと、この時のフェルディナンド側の心境と行動の詳細がわかります。
情報が入らず、ゲオルギーネやディートリンデに行動を縛られ、ランツェナーヴェの侵食を止めることもできないストレス。
それなのにローゼマインからの差し入れという癒しもない。
切り札を得る道も閉ざされて…
これを読んでからドラマCDを聴くとスカッと感がいや増しですよ。
ドラマCD7には読者が泣いて喜ぶボーナスもあります。
これ、書籍にもWebにもないからね!!!
ドラマCDについてはこちらで!
📙トゥーリ視点「成長と変化」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
冬に入ってからすぐローゼマインからの注文が取り消されたため、トゥーリは妹の身に何かあったのではないかと心配していた。
しかし採寸のために城に呼ばれホッとする。
ところが採寸に行ってみると、ローゼマインは馬鹿みたいに成長していたのだ。
ルッツに説明を求められたトゥーリは…
挿絵入りです!
第五部Ⅵのエピローグで、成長したトゥーリの姿に胸キュン!になっていたルッツ。
今度はトゥーリがルッツを意識している⁈
うーん、甘酸っぱい…
📙ジルヴェスター視点「諦めない存在」
書籍第五部Ⅶの特典SSです。
ジルヴェスター視点は、いつも読み応えがありますね。
<あらすじ>
ローゼマインに礎の場所を知らされた後、ジルヴェスターはボニファティウスと情報共有をする。
ボニファティウスはすぐに、「フェルディナンドにゲオルギーネ暗殺を命じろ」と言うが、ジルヴェスターはその決断ができない。
別な道を探り準備する中、ローゼマインがフェルディナンドの遺言を受け取る。
やはり暗殺を命じるべきだった、とジルヴェスターは後悔するのだが…
ローゼマインが「フェルディナンドの命を諦めるつもりはない」と断言した時のジルヴェスター視点です。
絶対に諦めないと言い切った彼女の、手段を選ばない行動。
それについていく決心をしたジルヴェスターもまた特別な人ですよね。
📙ハイスヒッツェ視点「ダンケルフェルガーの会議室」
書籍第五部Ⅷ(8)の特典SSです。
このカバーイラストが発表された時の祭りを思い出しますね。
フェルディナンド様久し振り!
ローゼマインの胸が! 求愛の魔術具が!
ハンネローレの雄姿も初!
口絵でも大騒ぎでした。もうこの巻はフェルマイ祭りでしたね。
<あらすじ>
ローゼマインに煽られて安請け合いしてしまったアウブ・ダンケルフェルガー。
毒に倒れたフェルディナンドの救出を目的とした「本物のディッター」への協力について、妻と騎士団を説得する。
しかし人選が難しい。
エーレンフェストの言い分が正しいのかも、ツェントの許可が得られるのかもまだ不明なのだから。
それに今回は、ダンケルフェルガーがエーレンフェストの指揮下に入ることになるのだ。
領地対抗戦に始まり、アウブ・アーレンスバッハの葬儀、領主会議や図書館での暴言などのディートリンデの傲慢と浅慮、それを諫めないゲオルギーネ。
それらにはダンケルフェルガー夫妻も眉を顰めざるを得なかったようです。
そんな悪印象の積み重ねがあって、アウブ・ダンケルフェルガーはローゼマインの誘いに乗ったのです。
ですがやっぱり、実際に人を動かすことはそう簡単ではないよね、というお話。
さすが大領地ですね。かなり興味深い。
📙ルッツ視点「相変わらずの騒動の原因」
書籍第五部Ⅸ(9)の特典SSです。
<あらすじ>
中央へ移動するはずだったのに、行先がアーレンスバッハになったらしい…
カミルが持ち込んだ話で、プランタン商会の執務室は騒然となった。
その話が本当なのか知るためにルッツは走り回る。
フェルディナンドによる西門での爆弾発言により、プランタン商会は大騒ぎになりました。
ギュンターがカミルを知らせにやってくれるのもいいし、
本当ならローゼマインから連絡がないはずがない、と考えるルッツとマインの信頼関係がいい。
そして「ハルトムート様はヤバい人だ」と正しく判断しているのは、さすがルッツ。
📙ローゼマイン視点「夜空の星」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
筋は特になくて、第五部Ⅹ(10)で、フェルディナンドの騎獣に相乗りして二人がアダルジーザの離宮へ向かう間の会話。
ちょっと甘い雰囲気が楽しめます。でもカットされた理由はわかりますね…
すごく短いのに、読者のニーズに応えて挿絵入りです!
📙コルネリウス視点「消えて、戻った妹」
書籍第五部Ⅹ(10)の特典SSです。
表紙のローゼマインの服は珍しいタイプ。
本当はこの巻の大半も騎獣服なので、また青い感じになるのを避けて、本編最後の方に出てくる新しいドレスにしたらしいですよ。
<あらすじ>
ローゼマインが行った渦巻ヴァッシェンで、講堂ではみんなが水流に翻弄された。
気が付いた時には妹は祭壇にいて、ジェルヴァージオとフェルディナンドとローゼマインの3人で戦っている。
しかし神具から光の柱が立ったかと思うと、3人が消えてしまったではないか。
一方講堂では、敵は戦意を喪失したようで次々と捕縛されていく。
戦いが終わり、やがてフェルディナンドは戻ってきたが、妹ローゼマインはまだ戻らない…
ローゼマイン達が消えた後の「講堂の戦い」の裏話。
トルークが洗い流されたため、素直に連行される中央騎士達。
レオノーレに縛られて跳ねるハルトムート…
びちびちハルトムートは、すでに書籍の四コマに登場したためか挿絵はありませんでしたが、崇めるラウレンツがいますよ!
📙ジルヴェスター視点「頭の痛い面会依頼」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
ドラマCD9の特典SS「頭の痛い要望と報告」の前の話になります。
<あらすじ>
中央棟では祭壇の上の3人が始まりの庭へ召喚されているころ。
側仕えに起こされたジルヴェスターが寝室を出ようとすると、オティーリエからオルドナンツが飛んできた。
ローゼマインに何か起こったらしい。
ジルヴェスターは貴族院の寮へ行きたかったが周囲に窘められたため、まずは臨機応変に動けるようにと準備を命じる。
案の定、朝食をとっていると、ユストクスからだという頭が痛くなるような内容の手紙が届いた。
ユストクスの報告があまりにも荒唐無稽で、オウム返しのような答えしか言えないジルヴェスター。
受け答えだけでいうと、フロレンツィアとシャルロッテの方がしっかりしているような。
でもさすが順応性の高いジルヴェスター。なんとか最後には領主らしい言動をとることができました。
結構長くて、これだけでも特典SSになりそうな楽しい内容なのですが、結局この後のフェルディナンドを交えた報告会の部分だけがドラマCD9の特典SSになったようです。
こちらの特典SS「頭の痛い要望と報告」には嬉しい一節があるので、ぜひ読んで欲しいです。
📙アドルフィーネ視点「別れの女神に祈りを」
書籍第五部Ⅺ(11)の特典SSです。
<あらすじ>
ほぼ王族への脅迫で終わった昼食会が終わった後、アドルフィーネは離宮に戻らず、ドレヴァンヒェルのお茶会室へ向かう。
ジギスヴァルトと確実に離婚するためだ。
このまま離宮へ戻れば、狡猾なジギスヴァルトは、婚姻を継続させるために強引な手段をとるかもしれない。
それは絶対に避けなくてはならないのだ。
アドルフィーネ姐さん、あっぱれです!
ジギスヴァルトの性格や王族のやり方を熟知している。
アドルフィーネのその後は、連載中の「ハンネローレの貴族院五年生」で。
📙トラオクヴァール視点「ツェントからアウブへ」
書籍第五部Ⅻ(12)、最終巻の特典SSです。
ついに本編完結!最後は元ツェントの視点で、領地の礎を定めます。
<あらすじ>
なりたくもないのにツェントになった第五王子、トラオクヴァール。
とにかく自己評価は低かった。
グルトリスハイトを持たない上、ツェントとしての教育を受けていないのだ。
しかも魔力も少なめの自分にできることは少なかった。
早く有資格者に譲りたかった。
今回、反抗的な旧ベルケシュトックを含む広範囲を治めることになったけれど、それも自分への罰としか思えない。
トラオクヴァールは、義務感のような気持ちで、ツェントとともに旧ベルケシュトックの礎の魔術へ向かう…
政変中は誰も信用しなかったトラオクヴァールですが、なぜかツェントになってからは割と無防備で、夫人たちや側近達を無条件に信頼していたように見えました。
そして、エーレンフェストやフェルディナンドの言葉を信じなかった。
あげくにジェルヴァージオを招き入れてしまいました。
ユルゲンシュミットの在り方を大きく変えるところだったのですが、あまり責任を感じていないようです。
後始末をすべてエグランティーヌに押しつけることに罪悪感がないようで気になっていました。
しかしこれからはきっと変わりますよね。
とても希望を持たせてくれるお話でした。
さて、ここから二篇は香月先生書き下ろし短編です!!
📙ダームエル視点「誓いの言葉と解釈」
フェルディナンドとローゼマインの婚約式の言葉を、恋愛本の大御所エラントゥーラ先生が解説してくれます。
<あらすじ>
婚約式の後エルヴィーラを館まで送ってきたダームエル。
彼はエルヴィーラとともに、土産話を心待ちにしていたらしい女子3人に囲まれる。
なんとエルヴィーラは、婚約式にミュリエラの作成した録音の魔術具を持ち込んでいた。
それをユストクスが預かって、絶好の位置でフェルディナンドの誓いの言葉を録音したというのだ。
音声を聴くために、ミュリエラだけでなく、神殿からユーディットとフィリーネもここに集まっていたらしい。
ダームエルはエルヴィーラによる想像力豊かな恋愛重視の解釈に頭を抱えるのだが…
待ちに待った婚約式の他者視点です! 挿絵入り。
解釈の幅が広いのでどうにでも言える貴族の言葉。
女性たちの妄想力にダームエルは辟易とします。
素直なフィリーネがかわいい!
ダームエルは頑張ってフィリーネに正しい解釈を説明しようとするけど、女の子ってそんなことは望んでいないんだよねえ。
📙フラン視点「旅の終わりと新しい神殿」
短編集Ⅲ、最後のお話です。書き下ろし。
船上のフランがとても同情を誘います。
<あらすじ>
ローゼマインに招かれて、ベンノらとともにアレキサンドリアへ入ったフラン。
神殿へ向かう今は、商船の上で船酔いに苦しんでいた。
何もできない自分が歯がゆくてならない。
平民たちと一緒の船で、慣れているギルはまだしもヴィルマがとても役立っている様子を見ると、自分は役立たずだと感じる。
しかしやっとその苦しみも終わった。馬車に乗り換えて新しい神殿に到着すると、ローゼマインが出迎えてくれたのだ。
挿絵入りです!!
ギルが、ギルが成長している…ドラマCD10のアフレコレポートでは(ふぁんぶっく9
)、最終巻の時点でギルは18歳だそうですよ。
※なお、Web上のアフレコレポート(「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜」ドラマCD10が待ちきれない特設サイト)では、19歳になっていました。
ふぁんぶっく9に収録する時点で、訂正されたようです。
神殿以外では輝きを失ってしまうフラン。
船酔いの苦しみを軽減するために、ベンノにいろいろと提案してみますが、ことごとく却下されてしょんぼり。
でもいざ新しい神殿に入ると、頼もしい部下なのです。
神殿長兼アウブとなったローゼマイン様なら、旧アーレンスバッハの青色神官達を制圧するのは当たり前。
え、この少女がフェルディナンド様に毒を?…よく処分されませんでしたね。
さらにザームがフェルディナンドの元側仕え感をしっかり出しているのが、「踏み込み過ぎた代償」の彼を彷彿とさせます。
読み応えのある嬉しい一篇!! 楽しんでくださいね😊
貴族院外伝 一年生 収録短編の簡単なあらすじと感想
こちらはローゼマインが貴族院一年生の時の、学生や教師視点の短編集です。
なので下町のみんなは出てきません。
書籍第四部Ⅲが発売されたころに、香月先生の希望で制作が決まったとのこと。
でも書き下ろしが多くて労力が半端でなかったため、二年生、三年生…とはならなかったようです。
「ハンネローレの貴族院五年生Ⅰ」の表紙と比べると、みんなの成長ぶりが一目瞭然ですね。
📓貴族院外伝 一年生 収録短編一覧
ソランジュ視点 プロローグ
コルネリウス視点「護衛騎士として、兄として」
ローデリヒ視点「貴族院のとある一日」
ハンネローレ視点「独り言が起こしたディッター」
ルーフェン視点「素晴らしきディッター」
ヴィルフリート視点「優雅でいられない貴族院生活」
ハンネローレ視点「間が悪いのです」
ヴィルフリート視点「女のお茶会」
アンゲリカ視点「神殿の護衛騎士」
ユーディット視点「置いてきぼりの護衛騎士」
ハルトムート視点「ダンケルフェルガーの女」
ヴィルフリート視点「男の社交」
トラウゴット視点「予想以上にひどい罰」
ヴィルフリート視点「叔父上の側近」
ハンネローレ視点「エーレンフェストのお茶会」
オルトヴィーン視点「ドレヴァンヒェルの姉弟」
ハンネローレ視点「エーレンフェストの本」
ソランジュ視点「閉架書庫と古い日誌」
📓ソランジュ視点 プロローグ
「貴族院外伝 一年生」は、短編集ながら書き下ろしのプロローグから始まります。
先生方の会話が新鮮。
<あらすじ>
学生達が全員領地へ帰ると寮が閉鎖されるので、寮監は教師用の食堂で食事をとることになる。
ソランジュにとっては、普段会えない寮監との情報交換の時間だ。
普通は領主会議が終わるまで寮監は忙しいものだが、ヒルシュールはそうではないらしい。
ほかの先生方と違って、ヒルシュールは出身領地へ戻って情報収集をすることはない…
だからヴェローニカが失脚したことを何年も知らずにいたのかなあ。
ソランジュ先生が楽しそうなのが嬉しいプロローグです。
📓コルネリウス視点「護衛騎士として、兄として」
書き下ろしです。
貴族院では、兄として接する方が妹がよく言うことを聞いてくれると気付いたコルネリウス。
<あらすじ>
貴族院へ出発する日、フェルディナンドに命じられたエックハルトがローゼマインの代わりに見送りにやってきた。
その時に兄から、「親に頼れぬ貴族院では嫌でも成長する」と言われたものの、あまり現実的に感じていなかった。
しかし目まぐるしく変わる状況に必死に対応するうち、兄の言葉が身に染みてくる。
コルネリウスは、最も身分の高い護衛騎士として周囲を調整することと、兄として妹の暴走を止めることの両方に苦労します。
「神官長の側仕えになれば嫌でも一流になる」(書籍第三部Ⅲ)と似てますね。
「ローゼマイン様の側近になれば嫌でも優秀になる」って噂されそう。まあ、事実ですけどね…
📓ローデリヒ視点「貴族院のとある一日」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
<あらすじ>
地理の座学を受けにいくローデリヒは、下級貴族でありながらローゼマインの側近となったフィリーネへの妬みを抑えきれなかった。
しかし自分は中級貴族だ。彼はフィリーネに対してはやや尊大な態度をとりながらも、他領の学生から守ろうとする。
側近になる前のローデリヒ。
派閥を考慮せず公平に扱ってくれるローゼマインに感謝しています。
側近になりたくてたまらないけれど、派閥が違うためにそれができない。
その恨みが旧ヴェローニカ派の学生へ向かないのは、元々派閥内で上の者に盾突く習慣がなかったからでしょうか。
フィリーネはとっても努力しているんだけど、それも妬みの原因になってしまうのかな。
📓ハンネローレ視点「独り言が起こしたディッター」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載された短編の前半部分を加筆修正したものです。
第5話 ハンネローレの嘆き
前半部分
<あらすじ>
実技を終えたハンネローレは、側仕えのコルドゥラから大変なことを聞かされる。
レスティラウトが騎士見習い達を率いてエーレンフェスト寮へ向かったというのだ。
どうやらそのきっかけは、彼女が呟いた独り言だったようなのだが…
まだまだまだ自信がなくて間の悪い、1年生のハンネローレ。
よりによって自分の「図書館シュミルの主になりたい」という独り言を、兄の側近であるラザンタルクに聞かれていました。
それを知らされた、いつも威圧的だが実は妹思いの兄が暴走をしてしまったのです!
これはもうコミカライズで楽しんでもらうしかない!!
ということで、勝木先生によるふぁんぶっく8「ディッターになった理由」をお読みくださいませ。
📓ルーフェン視点「素晴らしきディッター」
書き下ろし。
前半はディッターの策士を賛美するダンケルフェルガー学生達の様子、後半はレスティラウトの意識を変えようとするルーフェンの姿になっています。
<あらすじ>
図書館の魔術具の主の座をかけたエーレンフェストとのディッターが終わった。
ダンケルフェルガーの学生達は、エーレンフェストを率いた領主候補生ローゼマインの策士ぶりに興奮していた。
その中でルーフェンは、学生達の「いつものディッターと違う」という言葉を聞き逃さなかった。
いつの間にか彼等にとって、ディッターとは「速さを競うもの」になっていたのだ。
これは将来を考えると決して良いことではない。
ディッターに始まりディッターに終わる、ダンケルフェルガーの寮の様子に驚きますね。
しかしディッター命!のダンケルフェルガーにあっても、すでに学生達にとって宝盗りディッターは自分達には無縁の過去のものとなろうとしていました。
ルーフェンは危機感を覚えますが、教師達の間でもその意識を共有することができません。
ただ一人、フラウレルムだけは彼の言葉からよからぬ企みを思いついたようですが…
こちらも勝木先生が第四部7巻でコミカライズしてくださっています。
前半部分は第31話「ダンケルフェルガーの食堂にて」
後半部分は番外編「ルーフェンの指導」
この巻は宝盗りディッターのコミカライズというだけで素晴らしいのに、この短編のコミカライズもしてくださった勝木先生!
まだしばらく登場しないはずのクラリッサや、レスティラウトの側近が全員キャラデザされています。
1年生のかわいいラザンタルクと、2年生の少年っぽさが残るケントリプスをご確認くださいね😊
さらに、セリフはありませんがアインリーベもちゃんと座っていますよ。
📓ヴィルフリート視点「優雅でいられない貴族院生活」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
まだヴィルフリートの文官見習いに名前がついていません。
<あらすじ>
ちょっと欲張った一言がもとで、ローゼマインが暴走し、1年生は大変な苦労を強いられることになった。
申し訳ないとは思うが、ヴィルフリートにはローゼマインを止める方法がわからない。
頼りにしたフェルディナンドからは、問い合わせの書き方がなっていないという小言と、全く役に立たない助言を刻んだ木札が返ってきただけだった。
暴走ローゼマインは、その後もいろいろやらかして、ヴィルフリートは後始末の能力を伸ばすことになります。
こちらもコミックスに混ぜてくださっていますよ。
第四部2をお読みください。
📓ハンネローレ視点「間が悪いのです」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載された短編の後半部分を加筆修正したものです。
「独り言が起こしたディッター」の続きになります。
第5話 ハンネローレの嘆き
後半部分
<あらすじ>
ハンネローレは自分の独り言が原因でエーレンフェストに迷惑をかけたことを苦にしていた。
何としてもレスティラウトのしたことをローゼマインに謝りたい。
そのためにはお茶会に誘わなくては。
しかしどうにも間が悪く、なかなかローゼマインに会えなくて…
皆様おわかりのように、実はハンネローレは間が悪いわけではないんですよね。
彼女の欠点については、「ハンネローレの貴族院五年生Ⅰ
」で他者によって語られています。
でもこの頃は単に「間が悪い」ことになっていたんですよね…がんばれハンネ様。
📓ヴィルフリート視点「女のお茶会」
書き下ろしです。
書籍第四部Ⅱのレオノーレ視点「主が不在の間に」でブリュンヒルデが愚痴をこぼした原因がここに。
<あらすじ>
ローゼマインがエーレンフェストに帰還した。
もう妹の後始末をしたり、報告書を送る必要もない。ヴィルフリートは自由になった。
しかしそう思ったのも束の間、ダンケルフェルガーからお茶会の招待状が届いた。
領主候補生宛なので、オズヴァルトはヴィルフリートが出席しなくてはならないというのだ。
お茶会の準備すべてをローゼマインの側近に丸投げする要因となった、オズヴァルトの誘導。
さりげなくライゼガングへの敵意を煽ったり、ローゼマインを問題児として貶めるようにしています。
側近はずっとこんな調子だったんですね。
なのによく三年生の終わりまでローゼマインと兄妹っぽくいられたなあ。
こちらも勝木先生が番外編でコミカライズされていますよ!
📓アンゲリカ視点「神殿の護衛騎士」
書き下ろしです。
自己評価の低いアンゲリカは、フェルディナンドにバッサリ切り捨てられても傷つかない…
<あらすじ>
父親が後押ししてくれたおかげで神殿に泊まり込む許可を得られたアンゲリカ。
しかし神殿は甘くなかった。なんと護衛騎士も計算仕事をするのだ。
アンゲリカは無能ぶりを神官長に理解してもらい、苦手な計算を逃れることができた。
家族は苦手と知りながら彼女に計算をさせようとする。
そして二度手間だと文句を言うので、合理的なフェルディナンド様は素晴らしい人だと思う。
代々優秀な側仕えを輩出してきた家系で、護衛騎士向きの才能を評価されずにいたアンゲリカ視点です。
苦手なことは一切考えない、主の護衛として強くありたいとのみ願うアンゲリカ。
ある意味合理的な彼女は、本好きの民の人気者でもあります。
この短編がコミカライズされました!
冒頭部分はふぁんぶっく10に、神殿での様子は第四部10巻に収録されています。
ちっちゃいアンゲリカがかわいい~🥰
📓ユーディット視点「置いてきぼりの護衛騎士」
書き下ろしです。
側近が使う共同部屋の様子が垣間見られますよ。
<あらすじ>
ユーディットとフィリーネは共同部屋の利点を生かして、今日も側仕えを共有しながらお風呂に入った。
フィリーネとおしゃべりをした後、勉強道具を広げる。
早く護衛騎士らしい仕事をしたいのだが、高得点を取ることが必要なので、勉強に力をいれなくてはならないのだ。
二人用の部屋に一人で入っていたユーディットは、確かフィリーネが来て話し相手ができたと喜んでいましたよね。
貴族と言ってもこういう感じだと、なんだか学生っぽくていいですね。
そしてこれは第四部Ⅱのレオノーレによるスパルタ訓練「主が不在の間に」へと続く…
この短編も勝木先生がコミカライズしてくださいました。
アンゲリカ視点と同じく第四部10巻。番外編として入っています!
📓ハルトムート視点「ダンケルフェルガーの女」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載されたものが加筆修正の上改題されています。
特にハルトムートの口調(心の中の)が全面的に変更されているみたいですね。
いかにして領地対抗戦でクラリッサを紹介するに至ったのかがわかりますよ。
<あらすじ>
ダンケルフェルガーとのディッターでのローゼマイン様の活躍は素晴らしかった。
しかし第二位の領地の領主候補生が漏らした捨て台詞の影響は侮れない。
払拭するためにも、聖女伝説を今まで以上に広げる必要があるだろう。
あのディッター以来、ハルトムートは上位領地の文官の集まりに招かれるようになり、情報を集めやすくなった。
ローゼマイン様の活躍のお陰だ。だがローゼマイン様を讃え合う同志がそばにいないのは寂しいとも思う。
そんな中彼は、最近エーレンフェストの上級貴族の周囲に出没している、クラリッサというダンケルフェルガーの上級文官見習いから東屋に呼び出される。
挿絵入りです!!!
出会いでハルトムートを押し倒し、ローゼマイン賛美を語るクラリッサ。
これほど相性の良い相手もなかなかいないですよねえ。
この短編も、勝木先生がコミカライズしてくださいました!
第四部11巻「第47話 ダンケルフェルガーの女」です。
📓ヴィルフリート視点「男の社交」
書き下ろしです。
<あらすじ>
女性のお茶会で疲れ果てていたヴィルフリートに、ついに男の社交の時がやって来た。
ドレヴァンヒェルのオルトヴィーンからゲヴィンネンの招待が来たのだ。
このために練習してきたゲヴィンネン。
さらに磨きをかけなくてはならないだろう。
ゲヴィンネンという男同士の社交が始まることになり、張り切るヴィルフリートがかわいいですね。
まだ10歳ということを考えると、領主候補生とはいえ女の子よりは子供だよね~と読み手は甘くなりがち。
でも大領地の領主候補生にそんな甘さは必要なさそう。
やっぱりヴィル君は教育不足なんだよねえ…
こちらも「ダンケルフェルガーの女」同様、コミカライズ版が第四部11に収録。
番外編「男の社交」です! ゲヴィンネンのデザイン、なんかゲームみたい。いやゲームだけどね。
番外編なのに細かい設定にも手を抜かない勝木先生がすごすぎる一篇です。
📓トラウゴット視点「予想以上にひどい罰」
書き下ろしです。
ローゼマインの側近を解任ではなく辞任とされたトラウゴットのその後。
<あらすじ>
トラウゴットは親族からの説教続きでげんなりしていた。
体力がなく図書館に暴走するような主のもとを離れてなにがいけないというのか。
身分差をわきまえろというが、実際にはトラウゴットの方が身分が高いくらいではないか。
魔力圧縮方法を教えてもらえるのだから目的も達成したし、彼は自由になったのだ。
…ユストクス叔父の監視さえなければだが。
挿絵がすごくいいです!
周囲の説教がまったく響いていなかったトラウゴット。
かなり尊大な意識を父親から植え付けられてしまったようですね。
一族からすれば解任に近い辞任で非常に不名誉なことであり、将来も閉ざされている。
しかし彼は子供らしい浅慮さと傲慢さで、それをなかなか自覚できない。
そのため、フェルディナンドの物騒な側近のひとりで叔父であるユストクスによる再教育が始まりました。
📓ヴィルフリート視点「叔父上の側近」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
ユストクスとトラウゴットのやり取りを貴族院で眺めていたヴィルフリートは…
<あらすじ>
トラウゴットがローゼマインの側近を辞任した。
その後エーレンフェストに呼び戻されていたかと思うと、フェルディナンドの側近であるユストクスを側仕えとして連れて戻ってきた。
トラウゴットは悄然としていたので親族に叱られたようだ。
解任に近い辞任と護衛騎士が言っていたのは本当かもしれない。
ヴィルフリートが人や物事を表面的にしか見ていないことがよくわかるお話。
まあまだ子供なのだろうけれど、このまま素直に成長していったら不安しかない。
📓ハンネローレ視点「エーレンフェストのお茶会」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
書籍1巻発売記念SSだったそうです。
<あらすじ>
ローゼマインが途中で意識を失った「全領地のお茶会」の時の、ハンネローレ視点です。
レスティラウトの行いを謝りたいのに機会がない。
迷ったり悩んだりした末にやっと声をかけたけれど…
興奮すると倒れてしまうローゼマイン。
倒れられた方はショックですよね。
でもハンネ様は見た目よりタフなんですよね。
📓オルトヴィーン視点「ドレヴァンヒェルの姉弟」
書き下ろしです。
ドレヴァンヒェルの領地経営と思考の方向を垣間見ることができる一篇。
<あらすじ>
オルトヴィーンは親睦会から戻るなり姉のアドルフィーネに呼び出される。
ドレヴァンヒェルは領主候補生が多く、ギーベすら世襲ではないので皆業績を残すために必死だ。
同母の姉弟は協力しあう方がいいのだろうが、なぜかオルトヴィーンは姉に逆らうことができない。
そこが問題だ。
案の定、アドルフィーネは面倒なことを言い出した。
領地の慣習で、世襲を領地の安定運営の最良の手段としないドレヴァンヒェル。
養子縁組で領主候補生を増やすため、各学年に1人は領主候補生がいるような構成になっている。驚きですね。
でも同じように「知の領地」と呼ばれたベルケシュトックと違い、あまり血を流したがらないような印象があります。
そんな領地で育まれたオルトヴィーンは、というよりアドルフィーネは、領地と自分自身と身近な周囲の利を考えて動く、典型的な領主候補生。
弟には自分と弟自身の利のために上手く動いてもらわなくては、と考えるようですね。
野心のないオルトヴィーンは彼女より甘いとはいえ、これからどんどん成長するんだろうな、と思わされます。
📓ハンネローレ視点「エーレンフェストの本」
Web「本好きの下剋上 SS置き場」に掲載。
「エーレンフェストのお茶会」の後の様子です。
<あらすじ>
エーレンフェスト主催の「全領地のお茶会」でローゼマインが倒れてから快気の報告はないまま、領地対抗戦となった。
相変わらずダンケルフェルガーではローゼマインの奇策を賞賛し、彼女をお茶会で倒したとしてハンネローレを讃える始末だ。
あいにくローゼマインは領地対抗戦も欠席となったが、ハンネローレにお見舞いの礼状とともに本を貸してくれた。
変わった紙に読みやすい言葉で書かれた本を、ハンネローレはすっかり気に入ってしまう。
エーレンフェストの本に対する目の付け所が、ハンネローレ、レスティラウト、アウブ・ダンケルフェルガー、第一夫人ジークリンデとでそれぞれ違うのが面白い。
ジークリンデはこの時点で、エーレンフェストの特異点にいろいろと気づいていたようです。
レスティラウトはもう少し視野を広くしてほしいよねえ。
📓ソランジュ視点「閉架書庫と古い日誌」
最後はソランジュ視点の書き下ろしです。
最初と最後をソランジュで。重要な情報満載の一篇。
<あらすじ>
ローゼマインのお陰で図書館の魔術具が復活し、効果的な督促オルドナンツを送ってもらうこともできた。
以前より図書館の仕事が格段に楽になり、余裕ができたソランジュは数年ぶりに閉架書庫の手入れをしようと思う。
第一閉架書庫は中央棟にあるが、第二・第三閉架書庫は図書館にあり、司書が整理する場所である。
そこへフラウレルムがやってきて、以前は不要と言った閉架書庫の資料を求めてきた。
ソランジュは彼女の求めに快く応じ、司書しか入れない第三閉架書庫へと向かう。
彼女の脳裏には、そこにできるだけ多くの資料を残して欲しいと願った、前任の上級司書たちの悲痛な叫びが蘇った…
政変で起こったできごとを知るための重要な短編です。
グルトリスハイトを持たないツェントが立つことになり、知識の断絶が起きました。
政変の推移については別記事を作りましたのでご参考までに。
フラウレルムが二年生の社会学の座学で悪意に満ちた試験を行った経緯は、このお話にありました!
ここでフラウレルムがやってきたのは、ルーフェン視点「素晴らしきディッター」で思いついた、エーレンフェストとローゼマインを不合格にする試験を作るため。
実際にはまったく役に立ちませんでしたが…
第四部Ⅵ(6)「初日全員合格」をお読みください。
📀ドラマCDを聴こう! 📃特典SSを読もう!
本好きのドラマCDはもうお聴きになりましたか?
まだなら、ぜひ聴いてほしい理由があります。それは…
時々ボーナス的なセリフがある
内容はだいたい本編のダイジェスト。
でも第五部後半に入り、いわゆる「フェルマイ(フェルディナンド ✕ ローゼマイン)」のカップル要素が強くなってくると、匂わせなセリフが入るようになったんです!
本編に出てこないセリフなので、なんとなく聴いていたら「えっ??? 今の何?? キャーッ!!💖💖」となること間違いなし。
そのほか、本編にはなかったけど聴きたかった部分などが入っていることもあります。
おススメは 7・8・9・10 ですよ。
特典SSが読める(特典SS一覧)
ドラマCD2から、特典SSがついてくるようになりました。
こんな感じです。

ドラマCDの特典SSはまだ短編集にまとめられていないため、今のところ本体を買わないと読めないんですよねえ。
各特典SSは下記の通り。おススメは…うーん、強いて言えば4・6・7・9・10 でしょうか。
全部読んでおきたい短編ばかりですなんですよね。
フェルマイ推しの方には、ドラマCD9の「頭の痛い要望と報告」を読んで欲しい。
(嬉しい😭一節が入っています。何度も読み返しちゃう)。
マティラウ推しの方には、ドラマCD8の「祝勝会の裏で」は絶対ですし。
ストーリー的に外せないのは、「迫られた選択」。
最後にホッとしたいので「マインの帰宅」も読みたい。
短編集にまとめていただくのは無理なんでしょうか…
- ドラマCD2
トゥーリ視点「王族からの依頼品」 - ドラマCD3
ハルトムート視点「名捧げの立ち会い」 - ドラマCD4
フェルディナンド視点「虹色魔石の髪飾り」 - ドラマCD5
ジルヴェスター視点「酒の時間」 - ドラマCD6
エルヴィーラ視点「本音を出せる場所」 - ドラマCD7
フェルディナンド視点「迫られた選択」 - ドラマCD8
マティアス視点「祝勝会の裏で」 - ドラマCD9
ジルヴェスター視点「頭の痛い要望と報告」 - ドラマCD10
エーファ視点「マインの帰宅」
特典SS付きで購入するならTOブックスオンラインストア。最新刊ならBOOK☆WALKERもおススメ
音声だけなら、Audible などの各オーディオブックサイトや一部の電子書店でも良いのですが、特典SSがない。
なのでTOブックスオンラインストアで購入するのが最も確実です。
または、お近くの TSUTAYA POP UP SHOP
で。
以前、最終巻+ドラマCD1~10まで、SS付きでまとめ買いできたBOOK☆WALKER ですが、ついに購入できなくなりました。(商品が消えちゃいました…)
でも「最新刊の電子書籍+ドラマCD+ドラマCD特典SS」という形でなら、個別に買うことができます。
現在販売しているのはこちら。
(書籍の特典SSはついていません)
【ドラマCD2&書き下ろし短編付き】本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生2
【ドラマCD3&書き下ろし短編付き】本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生3
※ダウンロード版なので、どこでも聴いたり読んだりできるのがいいですね!
※ハンネローレⅡ+ドラマCD2については、たぶんハンネローレⅢが発売されるまでは買えると思います。
関連記事へのリンク
本ブログ内にある主な「本好きの下剋上」関連の記事へのリンクを貼っておきますね。
★書籍・コミックスのあらすじと感想★
概要
第一部
第二部
第三部
第四部
第五部
★番外編・短編集など★
短編集Ⅰ~Ⅲ、貴族院外伝 一年生の簡単なあらすじと感想 (本記事)
★深掘り記事★
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