2024/4/2、書籍8巻が発売されました! レビューを追加しています。
人気作家中村颯希先生の中華風小説。ファンタジーですが転生とかループものではありません。
ファンタジーなので舞台背景や歴史などはサラリと流すのがお約束ですが、この小説内での後宮構成はきちんと描写されています。
書籍版は2巻で1つのエピソードが完結、コミックス版は今のところ1エピソードが4巻で完結するようになっていて、非常にキリが良い構成です。
書き慣れている方の作品なので無駄がなく、サクサク読めますし、しんみりしたり大笑いしたりで、読者を飽きさせない。
小説もコミックスもどちらもおすすめ。私は両方買ってしまいましたが全く後悔していません!
<読み進む前に>
- 一部ネタバレあり。
- あらすじは筆者が作成したものです。
- 感想・おススメ度はあくまで筆者の個人的な印象に基づいています。
おススメ度
評価 :★★★★★(かなりお気に入り)
ホット度:なし(恋愛度はややあり)
恋愛度:★★(一方的)
ミステリ度:★★
あらすじと感想
※超ネタバレあり!ご注意ください!
あらすじ
大きな抗争を機に整理され、有力な五家〔藍(らん)家・金(きん)家・玄(げん)家・朱(しゅ)家・黄(こう)家〕からのみ妃を受け入れるようになったここ詠国の後宮。
現在は、各宮が次期妃の、つまり皇太子のための妃養成所を備えるようになっている。
そこは雛宮(すうぐう)と呼ばれ、各家の現妃たちが自家に縁のある将来有望な子女を引き取り、雛女(ひめ)と呼んで庇護し淑女教育を施していた。
雛宮では定期的にイベントが開催され、雛女同士に資質を競わせる。
その結果により、皇太子が皇帝に即位した暁には、妃たちには皇后>貴妃>淑妃>徳妃>賢妃の順位がつけられているというしくみである。
とはいえ現雛宮では、黄家の黄 玲琳(れいりん)が、皇太子のお気に入りであること、外見・内面の美しさ、刺繍や舞その他の能力で突出していることから、少なくとも皇后に関しては争う余地がないと考えられていた。
藍家・金家・玄家の雛女たちはその事実を受け入れつつも次点を目指し努力しているように見えたが、朱家の朱 慧月(けいげつ)だけは玲琳にあからさまな敵意を見せていた。
彼女は美貌・淑女教育全ての点において誰よりも劣っているうえ、性格も良くなかったため「雛宮のどぶネズミ」というありがたくない二つ名で呼ばれており、彼女に温かい言葉をかけるのは玲琳だけであったにもかかわらず。
そういったことから玲琳以外誰もが彼女を軽蔑し、引き取った妃にさえ見放されているようだった。
しかし実は慧月には特技があった。彼女は道術の優秀な使い手で、炎を自由自在に操ることができたのだ。
恨みと嫉妬心をつのらせたあげく、慧月は道術を使って自分と玲琳の身体を入れ替えてしまう。
慧月の身体に入ってしまった玲琳は、「自分自身を突き落とした疑い」で怒り狂った皇太子により理不尽な裁きを受けることになるのだが…
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感想
読み始めて最初の頃は「よくある入れ替わり物かな?、だとしたらなんとなく先が見えているな~」と思っていましたが、先は見えていませんでした。
なぜなら美貌のヒロイン「玲琳」が恋愛体質でなく「根性」、それも「スポ根」体質だったから。
これでは何のことやら全くわかりませんが、読み進める上で考慮しておかなくてはならないこととして、各家の血脈が持つ性質があります。
黄家は「土」の気を持ち、努力と根性を愛し保護欲旺盛な暑苦しい気質。
朱家は「火」と相性が良くて、感情豊かで敵に苛烈な激しい気質。
金家は、藍家は、玄家は…と、それぞれ特徴がありますが、それは次第に明らかになっていきます。
これなくしてこの物語は楽しめません! なので絶対に「説明めんどい」といって読み飛ばさないでくださいね。
さて、妬みで目が曇っていた慧月は知りませんでしたが、玲琳は極めて虚弱な体質でした。
常に熱っぽくだるい体を抱え健康な時がないため、体調不良を隠して笑みを見せるための技術を磨いていたのです。
そのため首尾よく入れ替わったものの、慧月は常に発熱などの体調不良に悩まされ、最初は喜んでいた周囲の過保護さを、次第に楽しめなくなっていきます。
一方、処刑は免れたものの、過酷な境遇に追いやられた玲琳(まあここはお約束ですが)。
黄家の気質もさることながら、しょっちゅう死にかけから蘇っているのでメンタルが超強い(鋼)。
胆の座り具合が尋常ではありません。
ボロ小屋や雑草や虫くらいではまったくめげない。なにせスポ根だし試練は大好物。おまけに虫好きだし…
粗雑な扱いをしても発熱も気絶もしない健康な身体になったことを大喜びして、「普通の生活」を楽しみまくります。
なにより健康美を愛する彼女は、薄くついてきた力こぶを衣越しに撫で、ほうと笑み崩れた。
(筋肉。それこそは力)
密かに、腹筋も六つに割ってみたいという野望を持つ彼女である。(小説1巻)
玲琳は思い切り動いて慧月の身体を鍛え、これまで培った美容技術を駆使して見た目を良くした上、体力と根性で劣悪な環境を改善。
本で読んだだけだったことを次々と実行に移し、虚弱な体質のせいでできなかったことをやりまくる玲琳。
大好きな芋を思う存分食べるのもその一つ。
そして不遇の女官莉莉の悪意をうまくいなして庇護下に置き、強力な味方になってもらう。
ここまでで大いに笑います。
でもこれは準備万端の合図。絶対次に何か起こりますよね!ワクワクしちゃいますよね!
えーと、恋愛関係の感想がないんですが、どうも書きづらい。
ヒーローは当て馬と本命と二人いるんですけど、どちらも応援しにくい。
皇太子は慧月(中の人:玲琳)を厳しい言葉で断罪し理不尽な仕打ちをした。謝ったからといって許せん。
いくら入れ替わりに気づかなかったとはいえ、公平であるべき皇太子としてどうなのか。
鷲官長は慧月に対して公平を貫いていたのでやや好感が持てるとはいえ、あまり活躍してくれないし、女口説けないし…
私が推したいのは玲琳の長兄なんですけど、ヒロインの相手にはならないし。
つまり、「ふつつか」は恋愛を抜きにして楽しみたい話ということで…
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小説各巻紹介
ここでは1エピソードずつ各巻を紹介します。
副題は筆者がつけたものです。
1巻+2巻 芋愛ずる姫君、起動する。
最初の2巻では、入れ替わりの裏を暴き真の敵を倒し(?)ます。
刺繍の腕を競う乞巧節と、舞を競う中元節というイベントが出てきます。
- 内容
第1巻では、入れ替わりから、玲琳が弓を引いて根性を見せるまでが描かれます。
健康な身体を得た玲琳の浮かれっぷりを楽しめます。
見どころは中元節の舞と矢を射る玲琳のど根性。
「ごめんなさい、莉莉。ええと、揚げ芋は蜂蜜派か塩派かという話ですっけ」
「先に会話の的中率を上げろよ!」
同時に、尭明が恋に溺れるダメ皇太子ぶりをとことん見せてくれます。
1巻だけなら尭明が当て馬のように見えるかも⁈
- 特別編<彼女と化粧>
化粧にまつわる思い出。
宦官に恋愛指南をされる辰宇、小娘に目を覚まされた尭明、不満が重い愛情に激変した冬雪のお話。
- 内容
第2巻では、慧月が入れ替わりを見破られる場面から、真相が解明されて罰せられるまでを描きます。
見どころは、尭明が真相に気付くところと、道術を使う慧月かな。
慧月って文句が多いけど結構根性があるじゃん…ってなる読者チョロい(私です)。
- 特別編<弓を競いて>
皇后に乗せられて弓の腕を競い合う男たち。鍛えられた筋肉に光る汗が眩しい…
- おまけ<倶理須益(クリスマス)の思い出>
紅紅老人になった尭明。
なんと筋肉と虫と芋を愛ずる姫君だった玲琳。
芋は別として、筋肉と虫好きがとても役に立ってくれます。
ちょっと出来過ぎ感は否めませんが、かなーりスカッとする導入巻。
でも慧月ざまぁというストーリーじゃないところがさすが中村先生。玲琳も反省すべき点はあったしね。
それにしても、はかなげなヒロインが最も愛するのが努力・根性・筋肉とか、楽しすぎますよね!
3巻+4巻 術者、疲弊する。
この2巻では、豊穣祭というイベントのため朱家の管轄する地域まで遠征します。
玲琳だけでなく慧月も活躍します!これは嬉しい。
- 内容
第3巻では、自ら誘拐される慧月(中身玲琳)+景行から、玲琳(中身慧月)+景彰がある雛女の正体に気付くまでを描きます。
なんと朱家の管轄領で自分が憎まれていると知った慧月(本物)。
さまざまな嫌がらせに心が折れそうになった時、入れ替わり発動!
代わって誘拐された玲琳が、罪人の邑(むら)で兄と共に暴走する可能性を示唆されて怯えるのですが…
見どころはものすごーく頼りになる兄・景行と共に邑を支配下に置く様子でしょう。
しかし邑では吐き気と下痢を伴う病が蔓延してしまうし、かわいい雲嵐は…となり次巻へ。
- 特別編 なし
- 内容
第4巻では、雲嵐の治療から真犯人を追い詰めるまでを描きます。
どうやら裏で糸を引いている者がいる、と気付いた兄妹。
すべてを暴き出し邑の人々の待遇改善へと導いて、慧月の評判を落とそうとする者に反撃します。
見せ場は、弱みを見せる玲琳と真犯人を追い詰める玲琳。
慧月の頑張りも見逃せません!
- 特別編<微笑と予言>
玲琳の下の兄、景彰は10歳になる頃まで妹のことを嫌っていた。
カッコいいけど暑苦しい玲琳の兄達(脳筋腹黒)が登場します!
慧月が頑張るのが愛しい!もしかするとLOVEも…は無理かな。
この話では尭明が結構イケメンぶりを発揮します。
うーん辰宇はちょっと影薄いかな…黄家の兄弟が濃すぎるからかも…
5巻+6巻 雛女達、手を取り合う。
鑚仰礼という、雛女達の機転や判断力、知恵を試す大きなイベントが舞台。
結構濃いし、重い内容になります。
初めて拗ねる玲琳にはクスリと笑えますが、古い悪意との戦いというテーマは重い。
- 内容
第5巻では、「姉」からの手紙で始まります。
(「傲雪様」という名前が出てくることから、玄家の者でしょうか。
どうやら彼女の雛女からの手紙らしい。じゃあ玄 歌吹…?)
内容は、鑚仰礼・初の儀の準備から、井戸の底から救い出される玲琳まで。
見どころ?は慧月との喧嘩を拗らせる玲琳でしょうか。
あるいは、雛女達に入れ替わりがバレてしまうことでしょうか。
うーん、すべてが次巻への序章という感じで、大きなクライマックスはないと思う。
- 特別編 なし
- 内容
第6巻では、プロローグで玄家姉妹の名前がわかります。
歌吹が雛宮に来た目的は、姉に非業の死をもたらした者をつきとめ、復讐を果たすことだった。
一方、慧月との拗れた仲を修復して絶好調の玲琳。
入れ替わって、無駄にした時間の巻き返しを計画します。
あなたたちが、あの女の言うことをはいはいと聞いてばかりだから、彼女の無茶は一向に治らないのでしょうが!
慧月の気持ちわかる! わかるよ…
さて、歌吹からことのあらましを聞いた玲琳たちはどう出るのか?
悪人三人組を追い詰める雛女たちの様子を楽しんでください!
- 特別編 なし
雛女だけでなく妃たちも活躍?します。そして、ここにきてついに皇帝登場!
40代の設定だっけ。いろいろ思うところはありますが、外見はイケオジですよね~
でも彼は道士を弾圧している立場。最終日の派手なからくりは彼の目にどう映ったか…と、いろいろ引っ張って次巻へ。
次の巻では道術は使われないかもですよ。
7巻 皇子、デートする。
皇帝が雛女のなかに道術を使う者がいることを疑っており、監視の隠密部隊が派遣されることになったと皇太子から知らされます。
雛宮での入れ替わり解消は危険。
目くらましを兼ね、玲琳+尭明+莉莉、慧月+景彰、冬雪+景行、辰宇+雲嵐の組み合わせで離宮の外へ出て解消を試みることになります。
- 内容
第7巻は1巻完結。玲琳+尭明+莉莉の町歩きから、悪党どもを懲らしめるまで。
雛宮のアレコレはちょっとお休み。
この巻では市井に出て悪人退治を(それが目的じゃなかったけどお約束)します。
いつものように慧月の身体で無双する玲琳ですが、今回は皇太子をしなくていい尭明が暴れてくれます!
そうか尭明、皇太子でなかったらこんな風に好きな女の子の前でカッコよく暴れたかったんだよね。
好きな女の子の方もカッコよく暴れているのがちょっと問題だけどね…
- 特別編<見て、見て、見せて>
努力しても母から愛情をもらえなかった幼い慧月のお話。
慧月は戦えないので結構頭を使ってくれて、景彰とはいいコンビ。
辰宇と雲嵐は漫才をしながらしっかり働いてくれるし。
それでも一番派手だったのは冬雪+景行。RRR? マトリックス(古)?
この二人の勝ちを譲らない戦いは最高!
挿絵も楽しかったけど、早くコミックスで読みたいです。
8巻 爆破すれば悩まなくていい。
第五幕の開幕です。つまりこの巻では終わりません。
この巻では、またしても人生の先輩達が動き回ります!
一番の曲者は皇帝!こんなに活発な人だったとは驚きです。
- 内容
第8巻の表紙は釣りを楽しむ慧月(中身玲琳)。どんなときにも楽しむことを忘れない我らが玲琳です。
それはさておき、今回はかなりシリアス。しかも強敵です。
プロローグは皇帝弦耀と皇太子尭明の会話から始まります。
時は鎮魂祭という国家行事の8日前。密かに入れ替わり解消を狙っている行事です。
皇帝は楽を好み穏健で寛容、被災地や戦地への視察を頻繁に行う慈悲深い人物に見えますが、尭明は警戒を緩めていません。
母親とはともかく、父親との間に親子らしい温かい会話は成立しないのです。
そしてその父親はまだ道術の使い手を突き止めようとしている。
なんとここにきて突然、雛女たちに別な務めをさせることにします。
それは、水害が頻発する地域「丹關(たんかん)」での粥配り、慈粥礼(じしゅくれい)。
しかも皇帝は、朱 慧月に最も険しい山中にある場所を割り当てていました。
なんとか慧月を追い詰めて道術を使わせようとしているのです!
そして助けに入れないよう、息子の前に執務をこれでもかと積み上げるのです…
実は暗くてねちっこくて執念深く、目的達成のためにはどこまでも残酷になれる性格だった皇帝、弦耀。
復讐の相手とは誰なのか、「あの方」とは一体?
道術をここまで憎む理由は?
まだまだ謎が多い!9巻がもう待ち遠しい!!!
あ、例の7巻の謎イラスト男「丹」について書くスペースがなくなったけど、それは実際に読んでみてのお楽しみですよ!
とりあえず、私が無料似顔絵作成サイトで作って加工したイラストを置いておきますね😉。
* 特別編<砕氷>
遊牧民だったアキムたちは開墾地に腰を据えることにしたが、それは誤りだった。
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基本情報
自分の情報整理のための覚書ですが、お役に立てば幸いです。
出版社・出版年等
原作:中村 颯希(なかむら さつき)
キャラクター原案:ゆき哉(ゆきかな)
作画:尾羊 英(おひつじ えい)
原作初版:2020年
コミックス版初版:2021年
舞台:詠国(架空の帝国)
出版社:書籍版・コミックス版 一迅社
(覚書)
購入形態:電子書籍
購入サイト:ebookjapan
登場人物
ヒロイン:黄 玲琳(こう れいりん)(黄家の雛女、皇后の姪で2人の兄+皇太子に溺愛されている。15歳)
ヒーロー1:尭明(ぎょうめい)(皇太子、玲琳の従兄にあたる。20歳)
ヒーロー2:辰宇(しんう)(鷲官長、尭明の異母弟。皇位継承権はない。19歳?)
その他 :莉莉(りーりー)(慧月の側仕え)、冬雪(玲琳の筆頭女官)、絹秀(皇后)、景行(玲琳の長兄)、景彰(玲琳の次兄)
各宮の雛女たち:朱 慧月、金 清佳、藍 芳春、玄 歌吹(芳春が13歳で最年少、歌吹が19歳で最年長)
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コミックス各巻紹介
上にも書きましたが、尾羊 英先生のコミカライズが素晴らしくて感動ものなんです。
ほぼ正確に中村先生の原作をなぞっているのですが、表現力も構成も脱帽もの。
さらに絵がキレイで安定しているので、安心して読めるんですよねー
もちろんゆき哉先生のキャラ原案あってのものですが、この作品はイラストもコミカライズもステキで、恵まれてますよね!
2024/1現在6巻まで発売中。
美しい絵を愛でたいので紙書籍と電子書籍と両方買いました!
電子版だとおまけイラスト(四コマ漫画とか)やおまけ小説がついているのですが、それも楽しいのはさすが!
一部はゼロサムオンラインにて無料で読めます!⇒ゼロサムオンライン
<1巻>
皇太子、ほかの雛女に構わなくていいの?と突っ込みを入れたくなる導入部。
内容は、入れ替わりから莉莉を篭絡するまで。
描き下ろし漫画:辰宇の心の動き。この頃の辰宇はヒーロー味あった。
書き下ろし小説<変だ>:莉莉視点。朱 慧月、変なんだけど!
内容は、初めての連絡~冬雪の蔵訪問まで。化粧のお話を上手に混ぜています。
描き下ろし漫画:化粧の話、冬雪視点。
書き下ろし小説<証>:莉莉視点。母の思い出。
<3巻>
ついに真相に気付く慧月。そして尭明も… 迫力のあるシーンが続きます。
内容は、気づいた冬雪の回想~黄麒宮へ乗り込む玲琳まで。
描き下ろし漫画:雛女たちの推測。
書き下ろし小説<観察>:莉莉視点。大好きだけどちょっと変な主人。
<4巻>
小説1巻完結。きれいにまとまりました。最後は次巻の紹介もあり。
内容は、慧月との話し合い~1巻終わりまで。
描き下ろし漫画:もろ肌脱いだ男たち。
書き下ろし小説<弓>:玲琳視点。友情表現とは。
内容は、南領決定~兄妹による邑の掌握開始まで。
番外編:宣伝漫画
描き下ろし漫画:クリスマスの話+おまけ
書き下ろし小説<演技指導>:慧月視点。粘着質な男と月餅を食す。
内容は、稲田での強制労働~茶会を開く決心をする慧月まで。
描き下ろし漫画:なし(電子特典四コマはあり)
書き下ろしSS<心配>:慧月視点。水餃子を見ると…(本体裏表紙)
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中村先生のほかの作品
中村颯希先生の作品で、私の好きなものを紹介させていただきますね。
貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい
すべての男性を腐ィルターを通して見てしまうという、完全に腐っているが見た目儚げな美少女。「腐腐腐…」と笑うのがちょっと怖い。
たくさんの人に愛されていることにも気づいてほしいです。
感想をアップしました! こちらもぜひどうぞ。
後宮も二度目なら
後宮シリーズならこちらも。原作が完結しているので読みやすいかも。コミックス版もあります。
「ふつつかな悪女」が気に入った方は、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
電子書籍で「ふつつか」のコミックスをお得に買う
電子書籍は amazon のKindleが有名で、外国語の電子書籍も一緒に買えるので私もずいぶん使っています。
でもいまいちアプリが使いにくいのが残念。
英語版アプリならできることが日本語版ではできなかったりするので「ぐぬぬ…」となる。
それにシリーズものを自動的にまとめてくれないのは非常に不便です。
最近は、コミックスだけはまとめてくれるようになりましたが、遅すぎるよね?
アプリの使いやすさで言うと、やっぱり国産のサイトが好印象です。
安さも同様。大幅割引クーポンを定期的に発行していますし、新刊の発売日が近づくと既刊の半額セールをしたりと、まとめ買いがしやすいのも嬉しい。
それでも、電車の中で読んだり、旅行先で読んだりということを考えると、割引率よりも本棚の使いやすさ、書籍(画面)の読みやすさなどを重視したいですけど。
ちなみに、わたしはKindleの他には、
金曜日にPayPayポイント大幅アップ(既刊。新刊は5%割引)のeBookJapanと、
本棚が見やすくアプリが安定しているhontoを愛用しています。
「eBookJapan」を利用するのはソフトバンク系携帯の利用者がお得だという理由もあるので、そうでない場合はほかのサイトの方がいいかもしれません。
特にブックライブは、サイトが見やすいのが良いです。
検索結果が整理されているというか…amazonを含め、キーワードで検索しても結果がごちゃごちゃしていることってありませんか?ブックライブはシンプルなんですよね。
ブックウォーカーは、特典SSをまとめて電子書籍にしてくれるのがすごく嬉しい。
こちらの記事で紹介しています!
特定の場所を読みたいとき便利、目に優しいなど紙書籍の利点は数あれど(作者さんにも利点があるらしいです)、場所とお金の節約には電子書籍も選択肢ですよね!