コージーなロマンス、コージーなミステリ

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一夜かぎりの花嫁 エラ・クイン

シリーズもの「ワーシントン・シリーズ」第一作。
ヴァイヴァーズ家長男、現ワーシントン伯爵のマットと、カーペンター家長女、現スタンウッド伯爵の姉に当たるグレース
(英国貴族のややこしい呼び名については別途解説)の熱愛物語。

未成年の弟妹7人の保護者となっているため結婚を諦めているグレースと、妹4人の保護者であるマット。

多産系のふたりの恋はどうすれば成就できるのか…


<読み進む前に>

  • 一部ネタバレあり。
  • あらすじは筆者が作成したものです。
  • 感想・おススメ度はあくまで筆者の個人的な印象に基づいています。

おススメ度


評価  :★★★★★+(すごーくお気に入り!)

ホット度:始まりが始まりなので、たくさんあります。いいのか ?! そんなところで ?!


あらすじと感想


※超ネタバレあり!ご注意ください!

あらすじ


グレース・カーペンターは、父親に続き母親が亡くなった時、
7人の弟妹をバラバラにしないために、苦労して保護者の資格を獲得した。

だがそれは同時に、自分の結婚の可能性を閉ざすことでもあった。

結婚はしたい。でも結婚すれば、弟妹を保護する権利は、わたしから失われてしまう。

それに、喜んで7人もの子供たちにしばりつけられたいと思う男性なんているはずがない。

もしいたとしても信じられないから、弟妹を任せることはできない。


そんなことを考えていた彼女が、偶然にも、ずっとあこがれていた男性、
ワーシントン伯爵と二人きりになるチャンスに遭遇!


一生忘れないひと晩の思い出。わたしが求めているのはそれだけだわ


良心からの再三の警告をねじ伏せて、彼女はマットの部屋へ入っていく…


マット(マシューズ)・ヴァイヴァーズは、父親が亡くなった跡を継ぎ、ワーシントン伯爵として一家を率いている。

そろそろ結婚を考えていたところに、どこかで見た覚えはあるが思い出せない、魅力的な女性に身を投げ出された。

父親同様、情熱的な恋に落ちてしまう。

これほど楽な結婚申し込みはないと喜んでいたところ、相手が消えてしまった。


さんざん探しまわった挙句、やっと会えた謎の女性。

早速結婚の申し込みをしたものの、涙ながらに断られる。

彼女が7人の弟妹の保護者? だから結婚はできないだって?


なんとしても結婚したいマットだが、グレースの意志は固い。

彼は愛する女性を説き伏せ、さらにお互いの家族を味方につけて、結婚にこぎつけることはできるのか?

いやそもそも、自分の妹たちを含め11人の子供たちの保護者になる覚悟が、彼にあるのだろうか…



感想 


最初から最後までおもしろく読めました!

もともと、kindle unlimited の読み放題の1冊に入っていたので、試しに読んでみたものです。

とてもおもしろかったので、悩んだ末、購入。でも後悔はしていません。


いわゆる「リージェンシー・ロマンス(摂政時代の英国貴族のロマンス)」です。

著者はエラ・クイン。

名前も作風もジュリア・クイン(ブリジャートン家シリーズで有名なヒストリカル・ロマンス作家)に似ているので、ジュリア・クインの別名かと思いましたが、違うようです。

著者のブログに、「ジュリア・クインと知り合いになったわ!」という記事があった…しかも写真入り。

Sunday News!! | Ella Quinn ~ Author


さて、感想の続きです。

ちょっと翻訳が硬くて読みにくい部分もありましたが、著者のユーモラスでていねいな作風は、よく表現されていると思います。

貴族社会のしきたりや習俗も、ていねい過ぎるくらいていねいに書かれていて、ジョージェット・ヘイヤーのセクシー版のように感じたくらい。

(ジョージェット・ヘイヤーは、イギリスでアガサ・クリスティーと同じころに活躍した、ヒストリカル・ロマンス+ミステリの超有名作家です)


シリーズ第一作なので、登場人物紹介や状況紹介的な部分が多いです。

マートン侯爵がいきなり来ていきなり去った理由がわからなかったけど、次作のヒーローだったとは!

それはさておき、そんな部分があってもとっても面白かったです。


ワーシントン伯爵家も、スタンウッド伯爵家もどちらも裕福な貴族。

グレースは若く美しく有能な女主人。

しかし彼女は7人の弟妹の保護者でもある。

だから、マットと結婚すべきか悩みに悩みます。

実は彼女はしっかりしているように見えて、予想外のことには判断力を失ってオロオロしたり、うじうじしたり、失神したりするタイプでした。

(この時代、女性はかよわくあらねればならなかったので、失神したり、失神するふりをすることはむしろ奨励されていたらしい…)

ふだんの生活のしっかりぶりと、めそめそ悩むときのギャップが興味深い。


マットはワーシントン伯爵の唯一の跡継ぎのため、将来の伯爵としての教育を十分受けて育った模様。

財産もあるし、ハンサムだし、誠実だし、最高に望ましい結婚相手。

…でも惚れっぽいうえ、一人に惚れたら死ぬまで愛を貫き通すという、たいへん情熱的な男だった。

ちょっと重いですが、ヒロインも情熱的なのでいいんでしょうね、たぶん。


物語全体としては、大きな障害がなく(7人の弟妹は大きな障害とも言えますが)、敵も小物だったので安心して読めました。

エロチックな部分もありすぎるくらいあったし。
マットがそればかり考えているのがちょっと困り物でしたけど。

とにかく、いかにしてマットがグレースを説得するかが肝心。

マットがグレースの弟妹たちを味方につけていく様子もいいですよ!


シリーズものですが、現在日本語版は3作目まで出版されています。3作目は未読ですが、2作目も良かった。

こちらが2作目の感想記事です。

castleslove.hatenablog.com



基本情報


自分の情報整理のための覚書ですが、お役に立てば幸いです。

原題・出版年等


原題:Three Weeks to Wed

著者:エラ・クイン Ella Quinn

訳者:高橋佳奈子

初版:2016年(日本2018年)

舞台:英国、ロンドン

(覚書)
購入形態:電子書籍

購入サイト:Amazon.co.jp



登場人物


ヒロイン:グレース・カーペンター(カーペンター家長女、25歳。現スタンウッド伯爵の姉。7人の弟妹たちの保護者)

ヒーロー:マシューズ(マット)・ヴァイヴァーズ(ワーシントン伯爵、30歳? 4人の妹たちの保護者)

その他 :ジェーン・カーペンター(グレースの親戚)、アルメリア(グレースの伯母、ハーンドン卿の妻)、ハーンドン卿(グレースの伯父)、エドガー・モルトン(グレースの母方の叔父)

カーペンター家の面々


  • シャーロット(次女、18歳)

  • チャーリー(長男、16歳。現スタンウッド伯爵)

  • ウォルター(次男、14歳)

  • アリス+エレノア(三女と四女の双子、12歳)

  • フィリップ(三男、8歳)

  • メアリー(五女で末子、5歳)



ヴァイヴァーズ家の面々


  • ペイシェンス(前ワーシントン伯爵夫人、35歳くらい)

  • ルイーザ(長女、18歳)

  • オーガスタ(次女、15歳)

  • マデリン(三女、12歳)

  • テオドラ(四女で末子、8歳)



関連作品(ワーシントン家シリーズ)


堅物侯爵の理想の花嫁 (ラズベリーブックス ク 6-2) 」:マートン侯爵のお話。面白いです!

求婚されなかった花嫁 (ラズベリーブックス) 」:ルイーザのお話

The Marquis and I (The Worthingtons Book 4) (English Edition) 」:シャーロットのお話

You Never Forget Your First Earl (The Worthingtons Book 5) (English Edition) 」:エリザべス・ターリー(第2作の重要人物)のお話

Believe in Me: A Humorous Historical Regency Romance (The Worthingtons Book 6) (English Edition) 」:オーガスタのお話

The Second Time Around (The Worthingtons) (English Edition) 」:ペイシェンスのお話

I'll Always Love You (The Worthingtons) (English Edition) 」:ルシンダのお話



リージェンシー時代・英国の貴族文化


リージェンシー・ロマンスを読むには、少しだけその時代の知識がないと、楽しめないかもしれません。

かくいう私も、以前は全く知識がなかったので、「なんでいつも付き添いがいるの?」とか、「グレトナ・グリーンってなに?」とか、不可解なことが多かった。

というわけで、参考資料をいろいろ読みましたが、とりあえず必要と思われることのみピックアップ!(それでも長いです)


いったん目次に戻って、読みたいところを探すかたはこちら ⇒ 目次に戻る



期間


本来は、精神に異常をきたしていたジョージ三世に代わって、皇太子が摂政(リージェント)として代わりを務めることになった年から、
父親が亡くなり、ジョージ四世として即位するまでの年を指す。(1811年-1820年

しかし一般的には、ジョージ四世が摂政になってから死去するまでの治世を表していることが多い。(1811-1830年



時代背景


贅沢を好み、芸術を愛で、買い物依存で色好みという皇太子のおかげで、
貴族社会では放蕩、贅沢、堕落、自由奔放、快楽主義がまかり通っていた。


また、摂政皇太子が政治や社会活動、軍事活動に無関心だったため、
国のために戦って帰国した元軍人への補償もなく、貧困への対策も取られず。

貴族社会の華やかさとは裏腹に庶民の暮らしは悪化の一途をたどり、社会階層の差は大きくなっていた。

当然ストライキが何度も起こったが、弾圧された。


…なんだか暗い感じですが、でもこのあとのヴィクトリア時代よりは堅苦しくなく、自由な空気だったらしいですよ。



爵位は領地とセット


ヒーローはワーシントン伯爵だけど、苗字はヴァイヴァーズ。

ヒロインは現スタンウッド伯爵の姉だけど、苗字はカーペンター。

どういうことなのでしょうか。


実は、爵位は領地とセットなのです(例外ありだが少ない)。

つまり、ワーシントン伯爵という名称は、ワーシントンという領地の地主であることを表しています。

ヒロインの実家スタンウッド伯爵家も、スタンウッドという領地の地主になります。

地主である、ということは、本来の家は領地にあるはず。

ということで、冒頭で、ヒロインは領地にある本家(通常は地方にあるので、カントリー・ハウスと呼ばれる)に戻る途中だったのでした。



爵位のランクと呼び名


爵位の順番は、公侯伯子男(こうこうはくしだん)。聞いたことがあるかと。


● 公爵(Duke、夫人 Duchess) 

● 侯爵(Marquess、夫人 Marchioness)

● 伯爵(Earl、夫人Countess)

● 子爵(Viscount、夫人Viscountess)

● 男爵(Baron、夫人Baroness)

------------- ここまで貴族 -------------

● 準男爵(Baronet)世襲だが貴族院議員にはなれない。でも地元の地主で賃貸収入があるので裕福であることがしばしば。

● ナイト(Knight)一代限りだが貴族院議員になれる。


順番はこんな感じです。

称号(貴族を呼ぶときにつける、ロードとかサーとかレディとか)がものすごくややこしい。

それを聞いただけで、その人自身の爵位がだいたいわかるだけでなく、
親の爵位や、長男なのか次男以下なのかということまで推定できるらしいです。

女性も同様です。娘時代は名前で呼ばれますが、結婚すると称号+爵位名になり、本人の個性は消滅します。

たとえば、グレースは、結婚前は「レディ・グレース」と呼ばれますが、結婚後は「レディ・ワーシントン」になります。

しかし「レディ(Lady)」と呼ばれるのは伯爵の娘までで、子爵と男爵の娘は「ジ・オノラブル(The Honourable)」(綴りに注目!英国ですからね(^^; )です。


ウィキによく整理されたものがあるので載せておきます。


世襲貴族 - Wikipedia


また、現在は東大の教授をされている、新井潤美さんのエッセイが非常に詳しいので、ぜひ読んでみてください。

エッセイはこちら


webfrance.hakusuisha.co.jp

新井さんの書籍は、ちょっと古いけどこちらです。小説や映画を例にしているのでおもしろいですよ。

テーマは階級社会と言葉遣い。単語ひとつとっても階級(クラス)によって異なるので、出身がすぐわかるそうです。



爵位は長男のみ相続


英国の爵位は相続対象が限定されていて(これも例外あり)、限嗣相続と呼ばれる制度になっています。

つまり、長男のみ。爵位と、爵位に紐づいた領地や財産のすべてを相続します。

また、非嫡出子は対象外です。

嫡出の息子がひとりもいない場合は、たとえ娘が5人いようと10人いようと、誰も相続権がないので、
父親が亡くなると、相続権のある男子に家と領地をゆずり、自分たちは家を出なくてはなりません!


なお、爵位がたまたま限嗣相続となっていない爵位の場合は、娘も相続ができます。

ワーシントン伯爵家がそうで、マートン侯爵家のヤンガー・サン(次男坊以下の男子)だった先祖が、
ワーシントン女伯爵に婿入りして、その子孫がワーシントン伯爵を継いでいった、ということらしいです。


次男坊以下は、長男が未婚または跡継ぎを残さずに亡くなった場合しか、爵位の相続ができません。

領地を分けてもらうこともできない。財産が分割されて分散していくことを防ぐ仕組みらしいです。


爵位に紐づいている財産以外に財産があってそれを遺してくれる、裕福で先見の明のある父親を持つか、

あるいは相続人がいない親戚がいて、遺産をもらえるとか、そんな幸運がない限り、

彼らはヤンガー・サンと言われて、大人になると家から放り出されるのです。


受け皿は、聖職者・軍人・法廷弁護士など。

それより下の職業につくことは、下流に落ちていくこととみなされました。

なので、リージェンシー・ロマンスには、次男坊以下がヒーローになる場合は、「兄が突然亡くなって軍隊から呼び戻された」というシチュエーションが多いのです(^^;) 。



娘の将来は保障がない


それでは、貴族の娘たちはどうなるのでしょうか。

父親が亡くなると、ヤンガー・サン同様、彼女たちは何も相続できません。

そして、父親に跡継ぎがいない(娘しかいない)場合は、娘たちはその家に住むこともできなくなります。

遠い親戚などの男子相続人がやってきて、彼女たちが長年住み慣れた家を手に入れることになるのです。

娘たちは、たいてい家庭教師(ガヴァネス)の口か、コンパニオンの口を探すことになります。


そうなる前に、父親は持参金を持たせて、なんとかして金持ちの貴族の息子と結婚させようとします。

社交界へのデビューは、主としてそのための夫探しの場となるので、娘たちはできるだけ自分の価値を高めなくてはならないのです。

父親には長生きしてもらわないと困りますね!


本作品のヒーロー、マットのように父親が早逝してしまうと、跡を継いだ息子は、
妹たちのために持参金を準備したり、夫選びをしなくてはなりません。長男もたいへんですね。


この時代、貴族の女子は学校へは行かず家庭で教育され(男子は寄宿学校イートンで揉まれるのが一般的)、
身に着ける内容といえば、読み書き、基本的な算術、外国語、楽器演奏、絵画、刺繍、ダンスなど。

理不尽なように見えますが、昔の日本よりもマシかもですけどね…

彼女たちは、たとえ夫探しのためとはいえ社交界にデビューして、少なくとも結婚相手の顔は見られるのですから。



リージェンシー時代のしきたり


リージェンシー・ロマンスのかっこうのネタにされる、貴族社会のしきたり。

貴族の未婚の若い女性には、この時代も、続くヴィクトリア時代はもっとたくさん、たいそうめんどくさいルールがありました。

これを守らないと、たしなみのない女性とされて、結婚市場から締め出されることになります (-"-) 。

とにかく、望ましい結婚をするためには、「ふしだら」「不適切」「常識がない」等々という悪評を立てられないため、細心の注意を払わなくてはならなかったのです。

ちょっとつまづいただけで、「落ち着きがない」とみなされました。

こんな感じです:


  • 常に落ち着いて、優雅にふるまうこと
  • にこやかでいるべきだが、大声で笑うのはご法度
  • 婚約者以外の男性と二人きりにならないこと
  • 同じ男性とダンスするのは2曲まで
  • 女性が男性を訪問するときは、決して一人で行ってはならない
  • 早朝に教会へ向かう時以外は、一人で出歩いてはならない。必ず他の女性、適切な男性あるいは召使いを伴うこと
  • 社交行事に出席する際は、必ず付き添いを同伴すること


★女性が男性と二人きりで1泊した場合は、夫婦でない限り「不行跡」の烙印を押され、結婚市場から放り出されます。

そのため、裕福な貴族の娘は、拉致されることを常に警戒しなくてはなりません。
拉致された場合、その日のうちに救出されないと、相手と結婚しなくては不名誉になるからです。

同様に、駆け落ちは一族の不名誉とみなされ、本人以外の兄弟姉妹の結婚にも影響を及ぼしました。


グレトナ・グリーンは駆け落ち結婚で有名な場所です。ウィキペディアに詳しい情報があります。


グレトナ・グリーン - Wikipedia



リージェンシー時代の貴族の住まい


裕福な貴族は、田舎の広大な土地にあるカントリー・ハウスのほかに、ロンドンにタウン・ハウスを持っていました。

「田舎の別宅」ではなく、「都会の別宅」です。

本作では、「ワーシントン・ホール」「スタンウッド・ホール」は田舎の本宅で、「ワーシントン・ハウス」と「スタンウッド・ハウス」はロンドンのタウンハウスです。

一般的に、本宅は田舎にあるので広く堂々としており、広大な敷地では乗馬やピクニック、釣り、狩猟などができます。

タウンハウスは通常、本宅よりこぢんまりとしています。客人を長期間泊めることもないので、部屋数も本宅より少なくてすみます。

それほど裕福でない貴族は、シーズンのために一時的に家を借りたり、独身者であればホテルに泊まったりします。



リージェンシー時代の社交


シーズン(この時代は、4月から7~8月くらい)になると、貴族は領地からロンドンへ出てきて、親交を深めたり、娘がいたら夫探しをしたり、あるいは妻探しをしたりします。

オールマックス(Almack's)という特別な社交場があり、
そこで開催されるパーティに参加するのは生粋の貴族階級で、上流の証。

バウチャー(入場券)が必要で、それを獲得するには、パトロネスと呼ばれる数人の貴婦人からなる特別な委員会の、推薦や審査を通らなければなりません。

リージェンシー・ロマンスでは、このオールマックスのバウチャーを手に入れることが、よく題材になります。


Almack's - Wikipedia



リージェンシー時代の女性のファッション


エンパイア・ラインと呼ばれる、ウェストではなく胸の下に切り替えのある、かわいいドレスが流行。

そしてビクトリア女王の時代になると、切り替え線は本来のウェストまで降りてきたものの、やたらとウェストをしめつける砂時計スタイルが好まれるように…

これ、あまりかわいくないので、それもあってリージェンシー・ロマンスがどんどん書かれるのかも。


リージェンシー時代のファッションについては、こちらのサイトをどうぞ。

英語ですが、引用されているイラストだけでも雰囲気がばっちりわかりますよ!


fashion-era.com